FC2ブログ

信頼する

今の私はその気分が強いのか、真子の3年間を思い出したり、
生徒や世の中の様子を見たりしても、つくづく勉強は未来を創るためにするのだと思う。
どこかの有名な学校へ入るためでも、一流企業へ入るためでもない。
そういう狭い範囲で捉えようとするから、「大学へ行かないから勉強しなくていいんだ」
なんてことになったりする。そうじゃない、自分の人生を創るために学ぶんだ。
「でも、ラーメン屋になるのに、数学なんている?」
そりゃあ公式を暗記して、紙に吐き出すだけの数学ならいらない。けれどそれは数学じゃあない。
考えてみる手段、表現する手段、それが数学であって、それはどの教科も同じだ。
考えもしないで、ろくな表現も出来ないで、うまいラーメンが作れる?
まぐれあたりくらいはどの世界でもあるけど、それだと長続きしないのも同じ。
長続きしているところは何も変わらないように見えても、必死に考え続けてるし、
微妙な変化もし続けている。それを見ようとしてないだけだ。
ただ、うまいラーメンのための数学となると、相当鍛え上げなければならない。
料理人が皿洗いから始めて、下駄で蹴られたり、いじめられて鍛えられたりするらしいが、
数学でも同じようなことはある。そういうことはお互いの信頼関係がないと続かない。
ところが中学生や高校生に信頼関係ということはわかっていない。
せいぜい「安心してできる」程度か。教師から見ても安心できる生徒というのはいる。
お互いが安心出来るからこそ、表現する数学まで、傷ついても、泥だらけになっても踏み込んでいける。
もう残り少ない教師人生、そういう数学しかやりたくない。
勉強は苦手だとか、鈍臭いとか、そういうことは問題ではない。
一緒に泥だらけになっても平気な生徒とだけ、未来を創る数学を求めたい。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR