FC2ブログ

仕上げ

小6の最終授業。体験の子が来るので、国語だけの予定だったが算数もやる。
ケイジ・コウジ・ヨシタカ・リノ・モモカあたりはまだ「勘違い」も出るが、すぐに修正できる。
ミサヤはとても用心深く、ほとんどミスしない。
ヒロシはまったくミスしない。どんな問題も解いてしまう。可愛げがないくらい。
新人君は・・・十分に基礎は出来ているようだ。問題を見つめる目線がいい。
授業前にお母さんからたくさん質問された。
「色々の能力の子を、いっぺんに教えられるのですか?」
「出来ますよ。“大切なこと”は、それほど多くも、難しくもありません。
 誰にでもわかるものだし、わからせないといけない。
 それがわかれば、あとの問題の量はそれぞれでいいのです」
それに、私が見ているのは「方向性」だから、それは能力とあまり関係はないし。
「どうやったら学ぶようになりますか?指導方法は?」
「学びは、学ぶことでしか学べないのですよ。
 指導方法は、遅刻するな・休むな・挨拶しろ・掃除して帰れ・・です。それだけです。
 10分前に席につき、教師を待つ。しっかり話を聞く、きちんと考えてみる・・・
 それだけが出来れば、誰でも数学の面白さがわかる。勝手に勉強するようになります。
 勘違いされますが、私の教え方がうまいんじゃあない。数学そのものが面白いんです。
 そういう心構えや作法が出来れば誰にでもその面白さがわかるようになるし、
 それが出来ないと、その面白さはわかりません。
 たいていの塾では“最小努力で最高の果実”みたいなことを言いますが、
 そんなこと出来るんですかね?私には出来ません。私はその子を大きくしようとだけします。
 果実を金で買いたい人は、そういう塾にでも行けばいいです。
 100点取らせることはそれほど難しくない。
 けれど“賢く育てる”ことはとても難しいです。私にもまだよくわかりません」

まるで勧誘する気のない答弁。でも、私の本音だから仕方がない。
授業の後半は国語。かなり難しい。
ヒロシが速いが、一番には出そうとしない。
コウジが最初に提出。ヒロシ・ヨシタカ・リノが続く。
以前より確実に深く読めるようになっている。
ケイジは国語が苦手のようだが、読ませれば読みこなす。
ミサヤは慎重なので時間がかかるが、ほぼ完璧に読んでいる。
最後に持ってきたのがモモカ。意外に・・出来てるんだよね、これが。算数よりいい。
時間は様々でも、それぞれが懸命に学んでいる。
やっぱり国語はやらせないといけないね。中学でもやらせよう。
新人君のお母さんは途中まで見学して、先に帰った。
カッコいいことなど何も言わなかったのだが、すぐに電話がかかった。
「ぜひ、中学からお願いします。手続きはどうさせてもらえば・・・」
「い、いや、申込書を書いて、いつでも持ってきてもらえれば」
「す、すぐに持って行きます。満員になると困るので」
そう言えばその子で9人目。あと3人しか取れない。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR