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大学の顔

大学がどういう生徒に来てもらいたがってるのかは、入試問題である程度わかる。
「とりあえず、公式くらい覚えて来てください」もあれば、「ちょっとは考えられる?」もある。
神戸大学なんかは「高校生が学ぶべきことを、きちんと学びましたか?」と、
それほどひねることなく素直に聞いて来るので、うちの生徒には相性がいい。
京都大学も問題をひねることはないのだけど、さらに奥を聞いて来る。
「お前は高校までの学びの中で、何を考えたのか?」と、未来を問うようなところがある。
どの教科もそうだが特に数学は「思考力・検証力」を問うことが多く、
「公式を覚えて来た」とか「パターンを覚えて来た」ということが全く通用しない。
そういう力で問いを紐解くうちに見えてくる「疑問点」を考えなくてはならない。
これはもう、塾や予備校泣かせである。根本的に数学力をつける以外に対策の立てようがないから。
テレビでは「たくさんある段階の問題を覚えて合格しました」なんて言っているが、そういうことが全く通用しない。
真子は昨日予備校のホームルームに行ってきたが、「京大コース」なのでその様子が面白い。
生徒達は全員数学に泣いていた。いいんだ、一部ではなく全員が泣くんだから。
駿台は今年の数学を「少し易しくなった」と講評しているが、どの先生も
「誰がそういったんだ?経営陣の先生か?誰か一部の数学教師だろう?
 少なくとも去年と同じだけ難しかったし、そりゃあ誰も解けないよなあ・・・」
予備校も混乱しているが、おそらく京都大学側も混乱はあると思う。おそらく・・・
「え~今年の看護科は、受験生全員が数学は0点でした」なんてことが起こったかもしれない。
今年の問題だと十分起こりうることだけど、それだと生徒の力がわからない。
数学的にどの生徒が優れていたのかの判定がつかない。これは大学も混乱する。
しかし・・・今の日本が何でも「より簡単に、易しく」ばかりになる中で、
「けど、数学って本来、どういうものなの?」と問いかける京大の姿勢が私は好きだ。
ずっとそういうことを問い続けてきたし、明後日やってくる新中1とも、
そういう道を歩み続けようと思っている。

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