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レベルの高さとは ②

基本的なボールがほとんど打てるとは言え、もちろんカリンにも技術的な課題はある。
しかし技術ばかりを追いかけても全国レベルでは勝ちにくいと思う。
今から取り組むべきは・・・ボールの質を上げることだ。
もっと速く、重く、回転量の多いボールを打たなくてはならない。
もっと広く動けて、どこからでもそんなボールが打てなくてはならない。
毎日の練習量を今の3倍にすれば、それもずいぶん解消される。
しかしそれだと卓球以外何も出来ない生活になってしまう。中学生にそれはよくないと思う。
今それをやらせれば「やらされる」だけの練習となり、思考力が弱くなってしまう。
勝てるのが楽しいからと技術と肉体だけを追求し、結果何も残らず、
最近のニュースを見るまでもなく、でたらめで怠惰な生活を送る元選手は溢れるほどいる。
やらされるのではなく、日々の「段取り」を自分で考えられるようにならなくてはならない。
テストがある。試合も近い。友達とあの映画も見に行きたい・・・・
では毎日の生活の中でどこに勉強時間を取り、どうトレーニングの時間を取るのか。
そういう段取りを組む作業自体が精神力を上げ、ひらめきや発見をする力となる。
凡人の私やカリンが少しでもチャンピオンに迫るには、そういう力を身につけるしかない。
中学までの勉強はどの教科も「単語レベル」の基本だ。
高校からはそれが明らかに重くなり、速くなり、回転量が上がる。
単純暗記の「基本練習」だけでは試合にならなくなる。段取りを組めなくては通用しなくなる。
だから中学生の指導は教科を利用し、段取りを組めるようにしてやることが重要だ。
昨日の府立高前期試験の数学は解答欄が22個あった。そのうち4個は解けない。
残りの18個をどこまで解けるかが勝負になる。
数学が苦手だったジュンは16個解けていた。シュンヤとイクトは全部解けていた。
国語と英語にもよるが、基本的に合格しているだろう。
ジュンとシュンヤは段取りを組めるようになったからこその力だ。これは高校からも伸びる。
イクトは器用さでこなしただけで、段取りが組めない。
これでは高校からは伸びず、段取りを組もうとしないならもう、私の元へ来る必要もない。
カンナは別の高校だが、数学はやはりよく解いていた。ただ、英語は・・・
そもそもとてつもなく難しい。内容的には高3が受けるセンターテストより上だ。
楽しそうにカンナの解答にチェックを入れた真子の感想は「ミスが多過ぎる」だった。
数学とでチャラになっている。結果は国語次第だろう。
けれどカンナは十分に段取りが組めるようになった。どこへ行ってもいくらでも伸びる。
うちの教室はレベルなど高くはない。打つボールや勉強の質を変えようとしているだけだ。
それを知る人は少ない。
しかし真子はチェックを入れながら、予備校講師と私の質の違いを見事に言い当てた。
さあ、真子の前期試験もあと1週間だ。

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