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人生の楽園 ②

「この長い冬が終わるまでに 何かを見つけて生きよう
 何かを信じて生きて行こう  この冬が終わるまで    」    (サボテンの花)
これは失恋の歌だが、人生の楽園って大半をこの心境で過ごすことだ。
勉強しないのではなくて、できない子もいる。
ちょっとしたことはすぐ覚えるのだが、どうしてもそれ以上前へ進まない。
スポーツや農業、その他働くことに数学や国語なんかいらないと思っている節がうかがえる。
そうではない、数学もある営みの中で何かを見つける強力な道具に出来る。
まだ子供だから、そういうことがわからない。
卒業するまでそのまま行けばいいが、受験直前に焦り出し、
現実を見て打ちひしがれたり、やけくそになり、落ち込んでしまう。
どれほど保護されて生きて来たのか、それはこれ以上続かないことを知るが、
何かを見つける手段を持たず、何も出来ない・・・そんな子を見ることもある。
それが事前にわからない教師はいない。
どうしてわからせてやれなかったのだろう?どうすればよかったのだろう?
夜中の3時に起き出し、外の寒空の下でたばこを吸う・・・・・冬は・・なかなか終わろうとしない。
しかし中には新芽を膨らませ、冬を終わらせようとする子も現れる。
おぼつかない手つきでも、懸命に学びの積み上げ方を覚えようとする。
そう、お前は足の踏ん張り方がいい。お前は身体が丈夫だ。お前は目がいい・・・・
何か一つ自分の取り得を見つけ、懸命にそれを伸ばそうとする。
それほど上手になるわけでもないのに、そのことに感謝してくれる親もいる。
「結果ではなくて、それを・・・お元気で、できるだけ続けてくださいね」
その一言で、何かを信じることができる。そんな事の繰り返しでいつの間にか30年。
ふと振り返ってみると、それこそが楽園であったことに気づく。
人生の楽園とは、そういうことで、そういうものだと思う。

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