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できない症候群

国・公立大学の倍率が確定したようだ。
京都大学はどの学部もほぼ3倍で例年通り。3人受けて、2人が落とされる。
そういう生徒は中期や後期試験も登録するから、そちらはすごい倍率になる。
10倍や20倍はざらで「うへえ~!」と思うが、前期で受かった子は受けに来ないので、
だいたいは2~3倍に落ち着くみたいだ。
前期で合格する子なんて相当頭がよさそうに思うが、それって素人の勘違い。
私のような凡人には信じられない・理解出来ないほどの賢い子も、いるにはいる。
けれどそれは毎年2~3パーセントの上位の子達だけだ。100人に3人くらい。
残りの97人はそれほど変わらない。「凡人枠」で競っているにすぎない。
同じ凡人なのに、何が合否の違いになるのだろうか?頭の程度は変わらないのに。
私が経験から知ったのは、準備や整理の仕方の差だということだ。
「これってどういうことだ?要は・・・腹が減れば飯を食う・・みたいなことか」
「これを仕上げるのにどれくらいかかる?提出日から逆算すると・・・」
そういうことが自分でできるようになるかどうか・・・だけの差のように思われる。
小・中学では宿題だの、美術だの、やたらと提出物がある。
「何で無理やりやらされるんだ!」 私も昔は疑問に思ったこともある。
「言われたことをきちんとやって、全員公務員になれってか?」って・・・
ちがう、それは違う。そういう段取りを自分でできるように練習させてるんだ。賢くするために。
でも、どうしようもなくそれができない子は、昔からいる。
ギリギリまで放っておいて、ほんの少しノートを「汚して」提出したり。
人の話が聞けず、立ち歩いてばかりだけの子を「多動症」と病名をつけてくれるが、
では、提出できない子は「提出不能症」とでも病名をつけてくれるのだろうか?
病名がつけばたいていの人は「病気だから」と諦められるから。
確かにどんなに叱っても、きつい罰を与えても、なかなか治せない子はいる。
けれど教師は・・・私は、それを病気などと認めてはならないと思っている。
それは性格だ。性格だからなかなか変えられるものではないが、
後天的な変化をあきらめるのなら、教育というものを認めないことと同じだ。
治る、なんとしても治さねばならない、ちゃんとしろお前!!
小・中学教師の仕事は本来、それだと思う。知識自体はあまり関係がない。
しかし今は「知識の伝達」が教育だと勘違いされてるから、本来の仕事をする教師は
嫌われるし、性格はほとんど治せないしで・・・そりゃあノイローゼにもなるわね?
けれど本当にはそこを治さないと賢くはなれませんよ。本当に?知識は二の次でも?
そうですよ。うちの卒業生はそこだけを鍛えた子たちばかり。
その子達がそのことを証明してくれている。

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Re: 同感です

> いろいろな出来ないに、障害、症候群などつけて、いっときの安心をえる今の流れは、教育の危機だと思います。子供が大人となり、自立するには、苦手でも、出来るようにする事が目的のはず。病気だからしょうがないと言うのは、逃げだと思います。
>
> 私は、いつも提出物が出せないのはめんどくさい病やと言っています。確かに、数学が苦手な人はいるけれど、努力でできる事は全てする気持ちを持たなければ、これから先、誰かに頼りきって生きる事になると。
> 先天的に、どうしてもできない事は別として、ゆっくりでも成長出来るなら、しんどくてもやらせます。
>
> でも、叱られることを、自分のために叱ってくれたと捉えられる生徒は少ないです。
>
> もどかしいけれど、叱れる関係を作る事から始めてます。
> 同時に、小さな努力を褒める事に力を入れています。変化を褒めることで、見ていることを伝える。その積み重ねで、あなたは成長してるんだよと伝える。
> 本当に、高校生で、どうせ自分なんてと、卑屈になっていたり、自信を無くしていたり、投げやりになっている生徒へのアプローチは、時間がかかります。
> 幼稚園、小学校で本当なら褒められる内容からのアプローチ。忘れ物減ったね、掃除頑張ってるね、遅刻しなくなったね、そんな小さな事からの積み上げ。
>
> でも、社会にでて、辛い時、逃げたい時、どうせ自分なんてとすぐに逃げないで、やればできると踏ん張って欲しい。助けられ、世話をされるのではなく、まずは自分の力で生きようとして欲しい。
> 悔しいと感じて欲しい。そして立ち向かって欲しい。
>
> そんな思いでいます。
>
> 1年経ち、2年経ち、卒業生が、先生あん時めっちゃ大変やったなぁと笑い話にしてくれる事が楽しみです。
>
> 間違った優しさの教育ではなく、本当の厳しさの中にある優しさが生徒達に伝わって欲しいです。


俺の言いたいこと、そのまんまですよ。
俺には体力も時間も残り少なくなってしまったから、若いお前たちに託したいね。
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