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最後に頑張れるか

カンナとジュンが朝8時半にやってきた。学校は?「土曜参観があったんで、代休です」・・・なるほど。
平日でも学校が終わるとすぐやって来て、夜9時まではいると決めているようだ。
勝負!の前期試験まではちょうど2週間。最後までよく頑張るねえ。
私もよく覚えているが、この時期の中3は「初めての受験」に不安いっぱいだ。
進学しない子には不安などないだろうが、する子は例外なく不安。
私の時代は京都府南部に普通科は城南高校しかなく、かなり厳しかったのだが、
生徒数も「日本一」取っていたので、どうだろう?今の莵道高校くらいのものか?
勉強の意味もやり方も知らず、よって特に勉強もせず「オール3」だった私は、
夏前から「これじゃあ高校へ行けない」と、なぜだか受験勉強を始めた。
1週間のテレビ番組を暗記しているほどだったのに、ほとんど見なくなった。
受験をマラソンに例えるなら、すでにずいぶん遅れているのが自覚できたのだろう。
当時からよく勉強する子はいたが、のんびりした時代で、たいていは私のように勉強してなかった。
急に勉強を始めた私を見て「何も今から・・・」と笑っていた子も11月には目の色を変えた。
能力に差はなかったと思うが、その子は城南には合格しなかった。
「勉強を始める時期が遅かった」 最後の彼のつぶやきをはっきりと覚えている。
始める時期が遅いと整理・納得する余裕がなく、焦りばかりが募り、
最後は勉強しても「すでに知っている」ことしか目に入らなくなってしまう。
彼はそれを痛感していたのだと思った。
卓球で近畿大会まで頑張って大変だったカンナとジュンだが、ちょうど1年前に、
カンナは漠然と志望校を決め、ジュンは教室へ初めてやってきた。
数学がすっかりわからなくなっていたジュンだが、少しずつ穴埋めを始めたのだ。
二人とも「助走期間」が半年ほどあった。
カンナは長所と弱点の整理が終わり、ジュンは少なくとも数学の不安はなくなった。
勉強する方向や焦点がわかるから、連日の猛勉強も楽しくできる。
その助走期間がないと、私の同級生のようになってしまう。この時期に勉強が手につかない。
そうなって慌てて塾へ行っても、いくらプリントをやっても、学びにはつながらない。
だから私は「常に、少しずつの勉強を」とうるさく言うのだが、伝わらない子も中にはいる。
丁寧に整理の方法を教えても、表面だけ使って「手抜き」の道具にする子も出て来てしまう。
残念だが手の打ちようがない。彼のように受験で思い知るのも、人生の学びになってくれればいい。
カンナとジュンのようになれば、これはもう受験の結果すら関係がない。
どこへ進もうとも、与えられたその場で、必要な学びを積み上げて行くことだろう。
どちらも莵道高校は合格に問題はない。前期で受験を早く終えるか、
もうひとランク上の高校へ進むかどうかだけの問題だ。
どちらも・・・前期で決まることを願っている。

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