FC2ブログ

試練

私立高校入試まで、ちょうどあと一ヶ月。センター試験は一週間後。いよいよ大詰め。
この時期に理想は、きちんと準備して来て鈍感な奴。
プレッシャーをあまり意識せず、ぼんやりと受験出来れば力は出せる。康太がそうだ。
最悪は鈍感を装った気弱で、あまり準備もしていなかった奴。たいていの生徒はこれだ。
気弱を悟られまいと隠していたのに隠しきれなくなり、強烈にビビりだす。
うちの生徒ではないが、受験直前に家出して、和歌山まで逃げて言った奴もいるらしい。
まあ、家出までする奴は珍しいけども、誰だってそれくらいのプレッシャーは受ける。
私も高校・大学受験の時はそうだった。
きちんと準備すればそこまでビビらないのだろうけど、準備の仕方がわからないんだね。
漠然とした、準備とも言えない準備しか出来ないものだから、家出したくなるほどの重圧になる。
「受験が終われば、このプレッシャーから解放される。こんな思いは、もうしなくていい」
私も大学受験ではそう思ったけど・・・まだ子供だったんだね。
社会人になったらそれ以上の、しかも毎日、そういう状態になる。
今思えばそれは、人生という旅の重さ。生きると言う、ただそれだけでそこにある重さだ。
それは野生動物にはもっと重く、少しましとはいえ、どの人間にものしかかる。
それを「そういうものだ」と納得すればいいが、納得できないで不平ばかり言う奴もいるね。
誰もがその重さを受けていると言うことがわからないんだ。「あいつは楽な人生を送りやがって!」
そんなことないですよ。何不自由なさそうな金持ちでも、人生の重さはある。
だから「15の試練」は人生の始まりだ。思う存分味わうがいい。
真子もここへきて勉強量が増えているが、康太に比べれば鈍感で、ある意味器がでかい。
どこか呆け~っとできるし、康太は受験を終えてから発表までの10日間、
「うまく行っただろうか?」とプレッシャーで部屋から出られなくなったが、
真子はすぐに遊びに出かけるだろう。
それぞれに、それぞれのやり方で、プレッシャーを受け止めればいい。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR