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不思議な岬の物語

テレビでやっていた吉永小百合さん主演の映画だ。
特にファンでもなく、見るともなく見始めたが、真子と二人で引き込まれて行った。
千葉の岬に建つ小さなコーヒーショップを営む吉永さん。変人の甥っ子が傍に住む。
ありふれた日常で村人は、笑い、泣き、けんかもする。間抜けだが正直な人々。
これは・・・宮崎駿のジブリ作品の実写版ではないか。ほのぼのと笑い、泣き、考えさせる。
年老いた漁師の娘は結婚して都会にいたが、離婚して帰って来た。父に毎日の生活を聞く。
「朝起きて釣りに行き、魚を釣って市場へ持って行って売る。
 午後は岬のコーヒーショップでうまいコーヒーを飲む。明日の準備をして・・・寝る。それだけ」
「夢とか希望は?」
「・・・な~んもない。これでいいんだ。魚を取って、コーヒーを飲む。それで満足だ」
これにはしみじみ笑ってしまった。これは・・・今の私だ。
朝早く起きて、飯も食わず、新聞だけ読んで教室へ行く。掃除してから予習。
昼飯を食いに帰って、すぐに教室へ行き、ちょっと昼寝。
4時間の授業をして、家に帰って、晩飯を食って、風呂に入って、寝る。それだけ。
毎日同じことを繰り返すが、それが仕事というものだろうし、それをやり続けて
歳を取ると違うことも出来なくなる。同じことをして同じように生きていけるのだから満足だ。
変化についていけなくなるから、夢とか希望などという変化もいらない。
だから夢や希望は、な~んもない、だ。
それでも変化は起こる。転勤や死によって馴染みの人がいなくなる。
淋しさに耐えきれなくなったコーヒーショップの主は店も焼けてしまい、絶望する。
ドジで間抜けな村人が総出で店を再建し、ある日甥と再婚した漁師の娘を連れて、
コーヒーを入れる湧水を汲みに行く。娘のお腹には、新たな命が宿っていた。
時代は終わるのではなく、繋がっていくと、女主は安心する。
高知県で小学校教師をする3期生のエイコは3人の子供を持つ。
10歳・8歳・6歳。「全員が小学生になりました」と、年賀状にあった。
女主と同じ気分になった。

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