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信頼関係

この間やって来られた元小学校教師の女性が、さっそく親子を連れてきた。
どんな親子だろうと恐々だったが、どうやら学習・適応障害と診断された子の方だ。
少し話してみると・・・おとなの話すことに状況を考えず口をはさんで来るところとか、
教室に置いてあるものを「落とし物だ」と持って来るところは少し変だが、
よくしゃべるし、頭も悪くなさそうだし、ごくありふれた普通の子だ。
私が出会ってきた子らと比べても話にならないレベルだし、この子を学習障害と言うのなら、
現時点の在校生は半数が学習障害だと言わなければならない。
と言うことは、一般の生徒の半数が学習障害だと言うことになる。
だから、それは病気ではなく、社会の風潮の中で育ってきた子供たちだと思う。
育つ環境のなかでたまたま「何でも好きにしていいんだ」と思い込むようになったのではないか?
けじめがつけられない人間など、小学生だけでなく、巷にあふれているではないか。
しかし・・・だからこそ今のうちに少し修正して、まともな大人になるように仕向けなくてはならないだろう。
母親は「今すぐ見てやって」と言うが、それは出来ない。まだ小5だから。
いや・・・本当には今から見た方がいいのだが、何しろ半数がこの子以上に手がかかる子だ。
とても気が回らないし、体力も続かない。1年後、中1から受け入れるので精いっぱい。
この子を受け入れて一番の課題は信頼関係を創り上げられるかどうかだ。
信頼関係のないところに教育は成立しない。
稀にいるが、道で会っても挨拶もしない子は、だいたいがすぐにやめて行く。
もっと私の身を低くして生徒に近づけばいいのだろうが、歳を取ってしまうと
「生徒のご機嫌を取るだけ」のように思えて抵抗があり、やれなくなって来る。
おとなの誰もが「叱らない・怒らない」世の中になって、私まで優しい親父になるつもりもない。
今の世の中だからこそ、サポートするだけが優しさだとは思えないのだ。
子供を大人に育てて行く時の優しさって・・・・・・・・考えるほどに難しい。
見た目だけの、建前だけの信頼関係などいらない。すべての子と創り上げることもできない。
「孫」みたいな子供と信頼関係を創るなど私にできるのだろうか?
自信もないけれど、そういう新たな局面に、向かい合わなくてはならないようだ。

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