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「受験」に学ぶべきもの

受験の目的とは、当然「合格」だろうね。異論はない。
私だって高校や大学受験の時には、それだけで精一杯だった。
けれども、今の私はもう少し欲張っている。
自分の3年間を、その中で自分はどのように学んだのかを振り返らせたい。

受験生が1人で学ぶ時、「学び落としていたこと」「知らなかったこと」を自力で見つけることは難しい。
「え?教科書や参考書を読めば、忘れていたこともわかるじゃない」
その通りなのだが、それが出来る子はすでにレベルの高い子で、
まだ学力の低い子ほど「知っていること」しか目に入らない。
知らなかったこと・忘れていたことの発見は、意外と難しいのだ。
センターテストの過去問を10年分ほどもやり、「よし、完璧だ!」と受けに行き、
全くダメな生徒は昔からいる。同じような問題だったのに「傾向が変わった」と言う。
それは過去問で「問題を考える」ことはせず、「答えを丸暗記」したからだ。
問題の意味を考えることなしに、その年の問題の答えを暗記したって、
今回はちがう問題が出るのだから、そりゃあ対抗出来るはずもない。

中3に過去問をやらせるときには、忘れていそうな理論やややこしいところはさりげなくヒントを出す。
「等積変形って、どんなだっけなあ?」
2次関数のグラフの中に、その考え方が織り込まれている。
「この理論で問題を整理・変形すると・・・ほら、ずいぶん簡単になってきた。
 この変形のさせ方って、グラフも式の変化も美しいと思わないか?きれいだろう?
 お前達は3年間、こういうことを学んできたんだ」
そういうことは生徒一人ではほとんど不可能なことで、私はそれをやりたい。
そういう「学び方」や「学んだもの」を無視して「合格」だけがほしいのなら、よそでやればいい。
うちに来る必要などない。
今私が受験生とやっていることは、そういうことばかりだ。

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