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指導者達

結局カリンは全日本中1以下の7位にランクされた。
街のクラブチーム所属ではなく、公立中学所属としては京都初ではないだろうか。
カリンは私のいる宇治小の「宇治ウインズ」(一応名前はある)で練習を始め、
小学校半ばから京都の「ユウ」と言うところへも週1回行き始め、
去年くらいから田坂コーチについてもらい、週2回ほど見てもらっている。
けれど母体は黄檗中学所属で、学校で毎日練習している。卓球界の常識ではありえないパターンだ。
ベスト8どころか、全日本に出てくる選手の全員が街のクラブで毎日練習しているものだ。
しかしユウの山川先生も、私も、負けさせたくもないが、無理やり勝たそうとも思っていない。
そのせいか小6で初めて京都チャンピオンになったが、それ以後優勝はない。
セット数2-0から2-3で逆転負けもよくあり、よそのコーチから
「こんなに精神的に弱いと、この子もこれまでの選手ね」などと言われたこともある。
これには私も、山川先生・田坂コーチ・両親・・・全員がおおいにむかついたものだ。
小学生の子供に精神力などと言う方がおかしい。単に練習量の差と、キャリア不足で負けただけだ。
だからと言って毎日4時間練習させて、「精神だ、根性だ」と、カリンに言うつもりはない。
負けるのは、カリンも私達も人に負けずに悔しいし、大嫌いだ。
けれどその時、「じゃあ、次はどうしようか」と、それも含めて楽しみたい。
宇治小の練習を見に来るがいい。小学生が20人ほどにまで増えた。
「おいカリン、この子の相手をしてやれ」 まだろくに打てない子の相手もさせる。
かつての自分がそうだったように。小学生にとっては「あこがれのカリンちゃん」で、たまらなくうれしい。
その中から第2、第3のカリンも出てくるかもしれない。
負けたくはない。しかし小・中学生に「すべてを犠牲に」させるほどの価値も意味も、スポーツにはない。
大学生が「すべてを卓球に」と言うのはわかるが、小・中学生とは違う。
子供にそれをさせるのは大人の自己満足であり、エゴだと思う。
山川先生の「ユウ」は、街の練習場で週1回だけだ。
「練習場の代金が高くて、これ以上だと親にも、子供にも負担が大きくなるから、出来ない」
常にそういう考え方なのだ。ただ、カリンに関しては、想像を越えて強くなり過ぎた。
私や山川先生の手にもあまり、「おい田坂、ちょっと見てやってくれ」となったのだ。
私達はきっと「常識外れ」の指導陣だ。それで結果を出しているのが不思議なほどの。
私は数学でも同じだ。練習は厳しいけれど、過度の負担はかけないようにしている。
本当の意味で楽しめるようにしてやりたい。ひいては将来、その子の、何らかの糧にでもなってくれれば・・・
塾でそういうことを言うのは私だけで、塾ではいまだに孤独な私だが、
卓球界では考え方を共有できる仲間がずいぶん増えて来たと言える。

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