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塾長の娘??

人は「その職業」で相手のイメージを固めるものらしい。
英語の時間に、カイラが真子に尋ねた。
「塾長の娘って、どういう感じなん?プレッシャーある?」
「塾長の娘?考えたこともないし、プレッシャーなんてないで」
「やっぱ家では“この教科はこうやって勉強しろ”とか、“90点以上取れ”
 とか、言われるんとちがう?」
「うちのパパ、そんなん、何~~~んも言わへんで」
そんな話で、一家4人で笑う。
カイラには悪いが、私は「教室でやること」以上のことは、家では何もしない。
康太が異常に伸びてきているので、横山も、
「やっぱし“塾の看板を汚したくない”と、頑張っているんだろう」
康太はすぐに反論する。
「塾の看板?何それ?考えたこともないで。俺は好きで勉強してるだけ」
私が塾長だから、人は勝手にイメージするんだろうな。
けれど康太や真子の言う通り。特別なことなど、女房が
「自分の子だから、一つくらい特別に教えればいいのに!」
と怒り狂うほどに何もしていない。
教師って、そういうものなんですよ。教師が子供の授業参観へ行って思うことは、
「どうか!私が教師であることなど、ばれませんように!!」
だと思う。きっとそうだ。恥ずかしくって仕方ないもの。
康太と真子には何をしてやっただろう・・・。
恩師の奨めもあって、子供の頃から「本の読み聞かせ」は女房が良くやった。
その後常時図書館から「早く返本しなさい」と電話がかかるほど、よく利用したっけ。
小5からどちらも算数を教え始め、一緒に卓球をするようになった。
卓球以外は他の塾生と何も変わらない。
「勉強はしなくてはならない。物事が良く見えるようになるから」
年に1回くらい言い続けているが、それも他の塾生と同じ。
中学の勉強はこたつの上で「ちょいちょい」とやり、がり勉しないのも同じ。
康太が思い返して言う。
「中学の勉強って、底が浅すぎて面白くない。やる気が起こらんかった。
 高校はどの教科も奥が深いし、どの教科も面白いわ」
だから今はよく学んでいるだけで、塾の看板など知ったことではない。
確かに我が家には「イラついた雰囲気」がまるでないことは特徴かもしれない。
何をするのも、旅行も、温泉へ行くのも家族4人だが、なぜか不思議がられる。
「だって、子供がついて来いひんやん」
それが私にはわからない。康太も真子も当たり前のようについてくるけどね。
イメージを壊すかもしれないけれど、家では教師らしいことなど何もしていない。
クイズ番組で一緒に考えたり、ドラマや映画に感動したり、お笑いに笑ったり・・・
まったくの「自然体」である。

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