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読めてる・・・

中学・高校までの入試国語は4択ばかりが多く、たまにある記述も「文中から抜き出せ」だから、
自分の言葉にすることはない。
ところが高校生にやらせている国語はオール記述で、「説明せよ」だけだ。
文章の一部を抜き出して書いても答えにならないのだが、最初はその癖が直らない。
時には「文章を読んで、筆者はどういう人物と思われるか」なんて聞かれることもあり、
『なんだこいつ、変な奴だ』と思ったら、やはり「自分の言葉」で述べなくてはならない。
これらが・・・なかなか書けない。最大の原因は「語彙の少なさ」だとわかって来た。
そのことを表現する言葉を知らないのだ。だから説明できないし、書けもしない。
何か書いてあっても「これ・・保育園児の作文か?」・・・本当にそう思える。
「さっちゃんがねえ、道で転んだんだよ」みたいな感じ・・・読むに堪えない。
「お前ら!日本語も読めないで、どう生きて行くつもりだ?!しかもこの字は何だ!
 字が下手なのは仕方ないが、せめて見やすい字をと、気を使うこともできないのか!!」
散々怒鳴りつけてバカにしていた高1・高2が昨日そろって持ってくると・・・
『俺の方が慣らされたかな・・?』
明らかに字が読みやすいし・・・しかも・・・かなり読めている。
高2のヒカルだけが突出し、他は「日本語障害児」かと思っていたのだが、
その筆頭のユキタカが本気で読もうとしたことがうかがえるし、愛想もなく読めもしなかった
タクミとソウタがほとんど正解し、古文まで読みこなしている・・・
「このアホどもを・・・どうすればいいんだい・・・」途方に暮れる高2達も、
あのアキトが、ケイジがユウイチが・・・見やすい字をと気を使い、ほとんど読みこなし、
精一杯自分の言葉で説明している。
『もうこいつら・・・だめかも・・・」そう思っていた子らが、一気に大人になった気がした。
そういえば最近、目の焦点の合わせ方、顔の表情、数学の考察と解答などもよくなっている。
なんだか・・・少し報われた気がした。学びを身につけさせるきっかけができた・・・
もうここからは、もっと強くぶん殴っても痛く感じないだろう。潰れやしない。
はあ~~・・・今どきの甘ったれたバカなガキを、ここまで持ってくるのがどれほど大変か、
やはり今どきの甘ったれた大人も、どこまでわかってくれるのかな?
生徒もしんどいだろうし、私も根気が続かず、何度もあきらめかけるし。
けれど、それをやってるから、うちの生徒は他とは違う「良さ」を身につけてくれるのかな。
少し元気の出る国語の宿題ではあった。
今日は中1・中2が国語を持ってくる。楽しみだ。この子達もしっかり、育てよう。

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