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生きがいとは面倒なもの (子供)

子供や家族ほど生きがいを与えてくれるものは他にないし、また、これほど面倒なものも他にない。
結婚したってお金に興味のなかった私だが、生まれた康太の顔を見た途端、
『この子の腹をすかせてはいかん!金も稼がないと』と強く思った。
赤ちゃんの頃は寝ているか泣いているかだけだが、時々笑ったりもする。
早く話ができるようにならないかと待ち焦がれたものだ。
日に日に違うことができるようになり、歩きだし、見ているだけで面白く、楽しかった。
小5からは教育の面倒も見るようになった。それまでと同じように、方向性にだけ気を使った。
子供の教育とはきちんと大人にすることであって、点数を取ったりどこかへ合格するためのものではない。
思考の幅を広げて不思議なことや楽しいこと、面白おかしいことをたくさん見つけられるようにしてやるのだ。
どの人の身の回りにも楽しいことはたくさんあり、ほとんど金もかからない。
たくさん見つけられれば人生に退屈することもない。
それらは点数を取らなければ、有名学校へ行かなければ見つからないものではない。
そういうこととは無関係なものだ。
そういうものを見つける能力を磨くために、数学もどの教科も素晴らしい道具となる。
嫌なことは誰でもしたくないけれど、少しの我慢と頑張りで新たな楽しさがわかって来る。
そういうことも学べるはずだ。私は数学をずっと、そういうものとして使っている。
少しの我慢を覚えさせるにも時間はかかり、ものすごく面倒だ。
3年かけても思考の幅がそれほど伸びない子もいる。ものすごく悔しい。
この子は大人になれるだろうかと、恐怖に襲われることはしょっちゅうだ。
残念だけど教育とは「基礎固めの部分」しか出来ないと、経験でわかって来た。
20才で大人になれる子もいれば、私のように60になって多少は大人になれる奴もいる。
卒業させてからはたまの相談役になること以外は、自分で歩いて行ってもらうしかない。
限りなく面倒だが、限りなく楽しくもある。
生きがいとはたぶん、そういうものなのだろう。

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