FC2ブログ

生きがいとは面倒なもの (農作業)

長生きしている老人は畑作業をしている人が多い。
本格的な農業だと大変だけど、趣味の家庭菜園なら、とんでもない重労働はほとんどない。
そのくせ毎日してやらないといけない世話はいくらでもある。だから生きがいに出来るのだ。
私も3月になると土の準備を始める。
プランターの土を掘り起こし、再生土や腐葉土、肥料などを混ぜて耕す。
作業中はしゃがみこんでいるわけだが、若い頃は意識もしなかったが、
長くしゃがんでいると太ももやふくらはぎが痛み、すぐには立てなくなってしまう。
土の準備が出来たら種を袋から出し、芽出し作業にかかる。
色々やり方はあるが、私は下部の殻をはいで水に浸し、根が出たら土に埋める。
種は沖縄から取り寄せるが、ざっと一粒70円ほどか。コーナンに苗を買いに行くと一株100円ほど。
苗を買った方が費用的にも効率的だが、効率は生きがいにならない。
土から「よいしょ」と芽が出てくる様は、手間をかけるだけの楽しさがある。
プランターに定植したら毎日水やり。真夏だと日に3度やることもある。
なぜだかうまく成長しないと、「何か肥料が足りないのかな?多過ぎるのかな?」とか、
害虫がいないか調べたり、天気や気温の様子を気にしたり。うんざりすることもある。
それでも続けられる最大の要因は、植物が文句を言わないからだと思う。
そこらのガキみたいに生意気を言いやがったら、すぐに引き抜いて終わるだろう。
手間をかけてやるとそれなりに成長し、たくさん実をつけてくれる。毎年200本のゴーヤ。
育てた責任を取って、全部食べる。夏の間は3食ゴーヤ。嫌になろうが飽きようが、食べてしまう。
これは菜園をやっている人は皆そうらしく、二尾からキュウリや大根葉、ナス・トマトなど
かなりおいしいものをいただくが、やはり家族はひたすら食べ続けるようだ。
必要なものを必要なだけ店で買ってきて食べた方が簡単で便利だが、
どうにも、簡単と便利の中には生きがいはないようだ。
世の中は簡単・便利を求めるものだが、それが生きがいをなくすことだとすると、
どういうものかと考え込んでしまう。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR