FC2ブログ

後天的に鍛える

隣の小学生が母親とキャッチボールをしていて、見ていた父親から聞かれた。
「先生、どう教えたらうまくなりますかね?一つ教えたら、一つ忘れるし・・・」
ほとんどすべての子がそうだ。一万回も繰り返して身体で覚えるしかない。
ごく稀に、そのいくつかは自然に出来る子がいる。そういう子は天才的で、こちらが助かる。
カリンなんかはその稀な子で、最初に大ざっぱにラケットの持ち方、振り方、足の位置
などは教えたが、その後よく見ると教えもしないのに飛んでくるボールに対して
きちんとラケット角度を出せたし、足のつま先の位置などを勝手に調整できた。
まだまだ教え込むことはたくさんあるが、細かなことをやらなくていい分、うまくなるのが速い。
カリンでも全国レベルで見れば「その他大勢」ではあるが、すでに稀な子だ。
何十年も宇治市の卓球を見ているが、これほどの子はいなかった。そういう稀さだ。
だからそれ以外の子はすべてカンナと同じで、細かなことを一つ一つ、一万回も繰り返す。
それでもたいてい強くは出来ないが、うまくするとカンナのように名の知られる強豪にはなれる。
京都でベスト8クラスにはなれる。それでもカリンにはその上を行かれてしまうが、
普通の子が望みうる最高の強さだ。それ以上強くはなれない。十分な強さであろう。
それは勉強でも同じで、ほとんどの子は後天的に一万回鍛えねばならない。
私は30年も生徒を見続けているが、勉強でカリンの卓球に近い子など見たことがない。
目線は?顔の向きは?腕・腰・足の位置は?そうじゃない、こう動け!
私がしているのはそういうことだ。点の取り方など一つもしていない。
だからうちの子はよその子とはどこか違ってくるし、入学後に伸びていく子が多い。
残念ながら全員がそうと言うわけではないが、その割合は圧倒的に高いのだろう。
卓球ではカリンにかなわないカンナやジュンだが、勉強でカリンがカンナ・ジュンの
レベルへ行こうと思うと、それは大変。卓球では言わなくてすんだ
「ラケットの角度は?足の位置は?」を一万回繰り返さねばならない。
それでもカンナに勉強の「試合」で勝てるかどうか?
そう思えばどこか、「人それぞれだなあ」と、ホッとするところもある。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR