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帰国

アメリカへ1年間の「ビジネスレベル英語留学」に行っていたケンタが帰国した。
1年前とは別人になっていた。考えが前向きに整理され、はきはきとすごく元気だ。
1年前は元気がなかった。大学の応用化学科へ入って2年。打ちのめされていた。
「みんなは3度の飯より実験が好き。こんな連中の中では、俺は飯が食えない、勝てない。
 もう方向転換して仕事を探そう。うまく仕事が見つかれば、大学もやめよう・・・」
そう言い残してアメリカへ発って行った。
ケンタの留学はビジネスができる英語力が目的で、単なる英会話ではない。
英語力も付けて実際に仕事の現場を体験するのだが、私は半信半疑だった。どうやら本物だったようだ。
数ヶ月の英語訓練の後、大会社の社長秘書の仕事を紹介されたらしい。
社長はギリシャ人の大富豪で、様々なビジネス展開をしている。
「ギリシャは崩壊したが、日本人も考え方を正さないと、同じことになるよ・・・」
親日家で日本のことも心配されていたようだ。
社長にくっついて各部署担当の人と接したが、驚いてばかりだったと言う。
意欲と知識が・・・残念ながら・・日本人の比ではない。専門知識は当然としても、一般教養がすごい。
例えばビジネスで数学の問題を解くとしよう。
「この数式はレンブラントの絵を見るのと同じだ。この透明感はそう捉えると処理しやすい。
 処理を進めると、ここらは源氏と平家の戦いを感じる。この悲哀がねえ・・・
 最後の展開だが、モーツアルトの音楽を感じないか?え?ビートルズだって?
 なるほど・・・ビートルズでもうまく解けるねえ」
そんな感じだ。知識量・人間力が半端じゃないから、いくらでも話題が出てくる。
そんなビジネスマンが熾烈な競争をしているのを見て、ケンタは自分の甘さを知った。
彼らは金儲けも大切だが、より自分のために生きようとしている。
より生き生きと自分の能力を磨き、充実して生きようと頑張っている。私に言った最初の言葉が、
「俺、復学します。院へも行きます。この程度がこなせないんじゃあ話にならない。
 卒業資格ではなく、より自分を磨いて、より広い世界へ出るために、院へも行きます」
その意気だ。院へ行くのがいいのか悪いのかは、その後の人生をどう生きるのかによる。
アメリカでは好きなテニスも社会人チームで頑張ったそうだ。
団体戦では地区予選を勝ち抜き、全米大会を決めたところで帰ってきたらしい。
これは・・・いくらでも楽しい話が聞けそうだ。同級生の康太やユウカ・ミクも誘って晩さん会をしよう。
料理は・・・アメリカでジャンクフードばかりを食べていただろうから、和食がいいな。
え?横山も話が聞きたい?皆で・・皆で楽しい話を聞きましょう。

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この間はありがとうございました!!

そして、私も話きいてみたいです!!

Re: タイトルなし

え?聞きたい?まだ決まってないけど、たぶん27日の夕方になると思う。
参加したかったら遠慮なくどうぞ。世界最先端の楽しい話がたくさん聞けるぜ。
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河原

Author:河原
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