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見え過ぎちゃって困るの~

高1は夏の授業から三角比の没頭して来た。
サイン・コサイン・タンジェントとは直角三角形の2辺の比の値の約束で、いわばグー・チョキ・パーの約束だ。
「グーはチョキには勝って、パーには負けると約束するぞ。チョキとパーは・・・」
約束事は徹底してやった。そしてそれを使っていくつかのゲームもやった。
じゃんけんで鬼ごっこ、あっち向いてほい、トランプの順番・・・じゃんけんの練習を兼ねて・・・
十分練習を繰り返したが、間が3週間も開くから、簡単な宿題、じゃんけんの復習も少し出しておく。
そして昨日だ。・・・あっち向いてほいを忘れていたなら、私はもう一度説明するだろう。
「じゃんけんに勝った方が指で“ほい!”って、上下左右を指してだなあ・・・」
けれど・・・3人ほどの反応はそれではない・・・「グー・・・?パー・・・?・・じゃんけんって?」
切れてもいいでしょ?私がブチ切れたっていいよね?!
少しずつ応用問題へ進むが、常にサイン・コサイン・タンジェントは使う。
そのサイン・コサインの約束すら覚えていない。きちんと復習で来ていたのはヒナだけ。
当然だが一人だけ問題をどんどん解いて行く。難しくはない、じゃんけんの復習だから。
残り5人には「月謝は返すから、今日でやめて、よその塾へ行け」と、退学勧告を告げた。
私は本気である。ヒナだけになればマンツーマンで同じように進めていける。そうなっても平気だ。
高2は微分の最初の授業。こいつらにも「やめろ、出て行け!」は何度もいい続けた。
ずいぶんましになったが、ヒナのようにコツコツやり続けたヒカルとサリ・リュウタが抜けている。
ヒカルなんかは突出してしまい、ついに校内でも数学は初めて1番になり、総合でも5位。
そうなると母体が嵯峨野だから、康太のいる学科でB判定まで出てしまう。
微分が発展する歴史・・・ガリレオ・コペルニクス・ケプラーからニュートン、アインシュタインまで
知恵が受け継がれて行く様を少し話をする。ヒカルはそういう話が好きなだけで、
特別な才能にあふれる子ではない。全員に伝える。
「そういうことが好きなら数Ⅲへ進むがいい。少々計算が下手でも何とかなるだろう。
 逆にそういう話が好きでもなくて、進路のために仕方なくでは、確実に潰れる。やめた方がいい。
 好きなものには何でもない数Ⅲだが、決して甘くはないのだから」
ずいぶん成長してきた子の子達だから、私のいうことも理解できるだろう。
授業を終えるとフリースペースにミユがいた。医療センターの看護科で学んでいる。
少し痩せたように見えるのは服のせいだろうか、それとも看護科でしごかれてやつれたのか?
看護科なんだから厳しくないと困るのだが、その厳しさを楽しそうに話してくれる。
「ミオやユウカ達、夏休みで遊びまくっている奴らにも“ランチしよう”って連絡しておけ」
元気に生きている卒業生と飯でも食えば、私もまたリフレッシュできそうだ。

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