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天空の寺 ②

金剛峯寺は一番人気の寺であり、とても奇麗な寺だ。
お堂にはやはりいくつもの仏像と曼荼羅図があり、私のような不信心者でも感じ入ってしまう。
寺の中はとても広く、素晴らしい石庭の中を、岩を並べて表した雄・雌2匹の龍が泳ぐ。
1000人は入れそうな大広間では、お茶と茶菓子を出してくれ、お坊さんが前で話していた。
あちらこちらの寺や休憩所でお坊さんが話をしていて、寺の歴史であったり、
自分が坊さんになる話であったり、飽きずに聞いていられる。
最後に奥の院だけは見ておきたい。一の橋からは2キロ、中の橋からは1キロなので、
とりあえずバスで中の橋へ行った。そこから1キロはすべて墓だ。よくもまあこんなにある。
秀吉の墓はすぐにわかった。一度は高野山に攻め入ろうとした秀吉だが、
後に熱心な信者となり保護したせいか、とても大きな墓だった。
それに比べれば信長の墓は小さい。そもそも信長の遺体はないから、供養塔なのだろう。
ほどなく小さな川になり、幅の広い橋がある。その奥が奥の院だ。
昔は川の水で身を清めてから入ったそうだが、今は一礼をして入る。
そうすると空海が出迎えてくれて、帰りもここまで見送ってくれるらしい。
すぐに寺になり、空海の似顔絵がたくさんあった。裏の地下でいまだに瞑想を続けている。
受付のお坊さんはきちんと袈裟を着ているが、私服の男が子供の手を引いて現れ、
「ご苦労さん」と声をかけ、何やら話している。坊主頭だからこの男も坊主なのだろうか?
正体はすぐにわかった。空海に会おうと地下へ入ろうとすると、途中に10人ほどの男がいる。
全員私服だが坊主頭で、先ほどの男もいる。やおら皆でお経を唱え始めた。
すごい・・・これは毎日行われているのだろう。非番の坊さんたちが空海に話しかけているのだ。
高野山の「本気度」が納得できた。千数百年を経てなお、人が話しかける空海とは・・・・・
地下へ入ると幕のはってあるところがあり、前に立つと中の空海と目線が合うという。
これほどの寺の基礎を作り、いまだに人を導き続ける空海・・・頭を垂れるしかなかった。
時間に余裕があったので帰りは一の橋までの2キロを歩き、バスで高野山駅に戻ると、
停電で電車が動いてないという。台風の影響はあったが雨風はたいしたこともないのに停電。
バスで奈良の橋本駅まで行ってくれるので乗って行くと、極楽橋で私たちが乗るはずだった
「特急高野」がまさに発車寸前だった。あわててとび乗ると、それで予定通りの電車だ。
アクシデントがあっても予定通り・・・空海さんが守ってくれたのだろう・・・・

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