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天空の寺 ①

京阪では京橋から向こうへは行ったことがない。寝屋川が地下になっていることも知らなかった。
地下鉄で難波へ行き、南海電鉄に乗り換える。難波という地名もテレビでしか知らない。
でかい駅だねえ。日本に人ってこんなにいるの?久しぶりの大都会に戸惑う。
特急に乗ってもしばらく都会が続くが、、奈良の橋本まで行くと田園風景だ。
保育園児が5人ほどこちらの電車を眺めて手を振っている。可愛いねえ。
ここから30分で終点の極楽橋へ行くが、道中はまさに“秘境”。
山を上って行くから傾斜がきついせいか、曲がりくねっているせいか、電車は這うように進む。
ちょいと滑っても100メートル下の谷底までまっさかさまだ。よくこんなところに鉄道を通す気になったねえ。
しかしその分景色は息をのむばかりで、「うわあ~、すげ~」なんて言ううちに極楽橋に着いた。
そこからケーブルに乗り換えて、ほとんど垂直に600m引っ張り上げられると高野山駅だ。
たくさん客はいたが、3分の1ほどが白人と日本以外のアジア系だろうか?
話す言葉も英語とは限らない。「あれって、イタリア語?」なんてのもあるし、
アジア系は何語なのかさっぱりわからない。
なにしろ日帰りだから有名どころしか行けない。バスに乗って金堂へ向かった。
わずか10分ほどだが途中の道は狭く、曲がりくねっていて、「お、お、落ちるう~~!」と肝を冷やす。
金堂まで来るともう街で、山の上とは感じられない。
中へ入ると大きな仏像が3体。真ん中はたぶん大日如来なんだろうな。
壁にはたくさんの菩薩の絵や曼荼羅図があり、圧倒的雰囲気で極楽浄土を感じさせる。
金堂自体は何度も焼けたらしいが、1200年も前に空海はどうやってここへ来たのだろうか。
道はあったのかな?少なくとも馬では登れなかったんだろうな。
どうやって山全体に寺の建物を建てたのだろう?やはり並の人間ではない。
台風の影響か雨が降ったり、日がさしたりする中、いろんな建物を見て回り、
隣の金剛峯寺まで歩いて来た。しかしここは昼からだ。そばの寺で精進料理をいただく。
間違いなく女房は「自分が食べたいから」すごく贅沢な善が並んでいた。
康太、ばあちゃん、さっちゃんは喜んで舌鼓を打ったが、私には上品すぎた。
京都の高級料亭で出されるような料理だが、私は行ったこともなく、味がわからない。
精進料理だから野菜ばかりだが、ふと、大日如来の顔が思い出された。
ものすごい宇宙観の神達にとって、動物と植物の違いなんてあるのだろうか?
川には魚がいるし、山にはウサギやイノシシがいる。
野菜は食べて、動物は食べないなんて、そんな小さなこと気にするだろうか?
そんな事を考えながら、とりあえずおかずは全部いただき、
昆布とカブの漬物でお茶をかけたご飯をいただいたら、お腹はいっぱいになった。
さて、4時40分の特急で帰らねばならないが、金剛峯寺と奥の院まで回れるのだろうか?

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