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人たるゆえん ③ 思考錯誤

センター数学は2人だけだが、昨日・今日とイッペイが風邪をひいてダウンし、タツキとマンツーマン。
これはタツキをじっくり指導できるので助かる。
イッペイは数学の感覚をすっかり身につけており、解く速さが倍ほども違う。
この差は何だろう?頭の良し悪し?では、その良し悪しはなぜできるのだろう?
出来ない子からすれば、出来る子は考えもせずに解いているように映っているのだろう。
・・・違う・・・どうするのかを考え、思考錯誤することは同じだ。
ただ、思考錯誤する速さが、熟練によって桁違いに速くなっているだけだ。
出来ない子はそれが遅いのだが、ほとんどの場合遅いのではなく、思考錯誤の方法がわからないのだ。
どう考えればいいのかわからない。何をすればいいのかわからない。思考錯誤が出来ない。
その原因は?・・・単に練習不足、勉強不足だ。
もっと高度なことならいざ知らず、中学や高校の数学は練習すれば誰にでもわかる。
誰にでもわかることだから、数学で頭の良し悪しなど判定できない。
判定できるのは、練習が足りているか、足りていないかだけだ。
練習を全くしていなければ、同じ問題の数字を変えただけで同じ問題だと認識できなくなる。
そういう子に錯覚させるのは簡単なことだ。全部の問題を私が解き、ノートを取らせればいい。
きっとその子は懸命にノートを取り、「いやあ~、今日はよく勉強した」というだろう。
しかし考えてほしい、その子は試行錯誤しただろうか?何も解決していない。
それの究極が「ビデオ学習」だ。それで思考錯誤できる子など数%にすぎない。その子にビデオなどいらない。
その条件でとりあえず何がわかるのか?それを整理してから問いかけにどう使うのか考える。
ところが、その整理すらできない。その理由は様々だ。
ちょっとした公式の勘違い、計算ミス、さぼり、やる気がないだけ・・・様々だ。
それを一つ一つチェックし、思考錯誤の方法を身につけさせることが教師の役割であり、
中学・高校の教科を勉強する意味だと私は思っている。単語や公式を覚えるためではない。
昨日もマンツーマンで様々な弊害を指摘し、修正させ、すべての問題と解き切らせた。
しかし今日、明らかにそれらの復習はされておらず、同じミスを繰り返す。
「今、誰が勉強しないといけないんだ、俺か?お前か!!」そういう時は容赦なく怒鳴る。
それが嫌で、怒鳴られもせず、勉強した気になるとこへ行かれれば、残念でも、仕方ない。
思考錯誤出来なくなれば、その方法を知らなければ、人としての幸せが狭まってしまうと思う。
その気にさせるだけの授業など、私にはとてもできない。

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