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緩やかな時間

生徒達が黒板に何本も平行線を引いている。「平行と角」、いよいよ図形だ。
「対頂角」とはどういうものを言うのか。同位角・錯角とはどの角のことか。
その意味をきちんととらえさせ、特に平行線に出来る同位角や錯角は同じ大きさであることを教えた。
これらは公式ではなく考え方だ。どのようにも応用がきく。
さあ、その考えを利用して、図の中の角の大きさを求めよう。
図の中でいくつかの角はバラバラに離れている。一見何の関係もなさそうだ。
しかし対頂角や平行線でそばに集めてくると・・・なんだ!そういう関係か!
それは答えを求めているのではない。そういう作業こそが「数学そのもの」だ。
生徒達は何本も平行線を引き、丁寧に図を書き、目を凝らすことで・・数学に触れようとしている。
生徒の表情がよくなって来た・・・まっすぐに図を見つめている。
急かしてはいけない。自由に時間を使わせよう。
生徒の指先がゆっくりと黒板の上を滑り、考えは身体に刻み込まれて行く。
2時間はいつになく、穏やかに、緩やかに流れていくようだった。

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