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指揮者

オーケストラの指揮者って男と決まっているが、まさに今、世界へ飛び出している女性指揮者がいる。
なんと日本人女性で、西本さん、40歳。
髪を振り乱して指揮するその姿はまさに「オスカル」。宝塚の男役よりもすごい。
西本さんが意地悪なテストをされた。同じドボルザークの新世界を4曲聞く。
4人の指揮者によるもので、一人は自分だ。それを当てる。
そりゃあ・・・わかるわねえ。「これが私の指揮」みごとに当てた。
指揮者の仕事って「その音楽」を団員と共に「創り上げる」ことだ。
その曲に対する自分の解釈を団員に告げ、話しあい、組み上げていく。
これって大変ですよ。楽器の演奏者にはプライドも癖もある。頑固だ。
放っておいたらバラバラになるパーツをまとめ上げ、理想の音楽を創り上げていく。
それが指揮者の仕事であり、それが出来上がれば極端な話し、発表会の指揮者は誰がやってもいい。
自分が創り上げた「新世界」なのだから、何曲聴こうが「これが私」だとわかるのは当然だ。

小・中・高校の教育も、本当は同じものだ。
その教科を題材に、それぞれの「教育」を創り上げてゆかねばならない。
その中ではありとあらゆるトラブルや困難が起こる。
しかし「創り上げている」作業の中では、教師はそれには耐えられる。
今の現場は創り上げることなど許されるシステムになく、多くの教師は耐えられないのだ。
創り上げる作業の中で、忘れてはならないことがある。生徒の反応を見届けることだ。
長く続けているとついつい、知らぬ間に、マニュアル化していたりノルマ的に処理してしまうことがある。
「いついつまでにこれを終わらせよう」
そればかりを気にすると、生徒の様子を見なくなる。
うまく創り上げられればいいが、うまくいっていなければ、何度も繰り返さなくてはならない。
当たり前のことなのに、ときどき私でもハッとする時がある。
一つ一つのパーツを磨き、全体的にまとめ上げていく。
中3・高3は今や発表会を待つばかり。今の教師はもう、私でなくてもかまわない。

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