FC2ブログ

一瞬のきらめき

2日間の山城大会で、それほど声を出したとも思わないのだが、無意識に怒鳴っていたのだろう、
喉がガラガラで声が出ず、夜の授業が大変だった。
個人戦はカリンが準決勝で男山二中のエースと再び対戦し、セットオールで負かされ涙。
カンナはやはり二中のカットマンにフルセットで粘り負け、5位。
しかし1年のサキが1回戦で圧倒的に実力は上の二中の選手にフルセットで逆転しベスト8。
府大会へは6人が行けるので、準々決勝で敗れた4人は順位決定戦をする。
サキは準々決勝の相手がカリンで、これは仕方がない。
決定戦では1回戦でジュンを倒した相手に勝ち、次にカンナと同士討ちで6位。
3人も府大会へ進むのはすごいこととなった。マミ・ユウキ・リナもベスト16で、いい戦いが出来たと思う。
優勝するつもりだったのに3位のカリンだが、仕事の父に母が電話をかけると、電話を取り上げた。
「お父さん?最後は負けて泣いたけど、けど・・・昨日も今日も、ずっと楽しかった!」
これはカリンだけではなく、全員がそうだったと思う。
団体戦決勝のトップで当たった二中のエースは大会前に「カリン対策」を積み上げて来たという。
試合で泣かしたり泣かされたりする京都のトップたちのほとんどは友達で、
カリンも「ライン」で話をするらしく、すぐにそういうことがばれるのだ。
1・2セットを簡単に取ったカリンだが、第3セットは劣勢で、ギリギリジュースに持ち込んだ。
2度のセットポイントをしのぎ、ようやく14-13のマッチポイント。
数本のラリーの後、相手の渾身のドライブがフォアへ来て、カリンの身体がフォアへ飛ぶ。
ボールは・・・わずかにオーバー・・・・
「よし!」とも「ヤアー!」とも聞こえる声を上げ、一瞬、カリンが笑顔になる。最高の笑顔だ。
これは試合経験のある選手は皆が知っている。全身に電気が流れるような感激の瞬間。
その感激が大きすぎて次の瞬間には涙に変わり、顔をくしゃくしゃにする。
2番のリナも、ダブルスのマミとユウキも、同じ一瞬の笑顔と感激の涙だった。
これほどの喜びは団体戦だけのもので、シングルとは質が違う。めったに見れるものでもない。
普段の練習環境はよくもなく、私から「勉強も手を抜くな!」と言われる。
小学生や中学生が仕事のように「卓球だけ」をやるのはいいことだとは思わない。
限られた時間の中で「その一瞬」のために、懸命に練習する。
カンナやカリンなど京都のトップランカーが新入部員の相手をするのはここだけだろう。
たいていは「弱くなるから」と、素人の相手などしない。
それでも黄檗中は男山二中と並び「ダントツの京都2強」と言われている。
普段はどこにでもいる普通の女の子達だが、教室の子らと同様、この子達も私の誇りだ。
さあ、京都大会だ。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR