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真心 ②

天皇の料理番最終回を何度も見返している。ついでに原作も読み返してみた。
天皇の皿にだけ肉料理の糸が残っていて、それをトクゾウから聞いた陛下が、
「私だけか?それはよかった。それはよかった」と言われたエピソードは原作に書かれている。
最後のシーンは本物の昭和天皇が話されているようだった。退職するトクゾウに、
「秋山、御苦労でした。これからは自分の身体をいとってください。
 今まで私の身体を気遣ってくれたように。料理は真心だね、秋山」
トクゾウが料理に手を抜かず、しかもとても器用だったことは、原作のいたるところに書かれている。
アメリカなんか大嫌いなのに、陛下によかれと、アメリカ戦闘機に白い旗を振って歓迎したり、
アメリカ兵を接待したことも本当だ。それはテレビでも見事に描かれた。
「20年間陛下に3度の食事をお出しして来た。料理を残されると、お嫌いだったかと考える。
 お好きなものなのに残されると、体調がお悪いのかな?御気分がすぐれないのかな?
 いやいや、料理がまずかったのかな?と考える。毎日毎日考え続ける・・・
 3度の食事をお出しするというのは、そういうことです・・・・」
佐藤健の演技もうまくて、何度見ても泣かされる。中3の授業でその話をした。
我々今の日本人は、そういう心を忘れてしまったのではないか?
あまりに豊かになり、何でも便利になって、簡単に何でもできると思いあがってないだろうか?
トクゾウが意に反してアメリカ兵を接待しなくてはならなかったようなことも、あり得ることだ。
その奥にあるバランスや出来事を考えもせず、雰囲気や好みだけで反対したり、
簡単に文句ばかりを言うようになっていないだろうか?
それがいけないというのではない。我々は思いあがってはいないかということだ。
生徒に語りたかった事を、もう少し考えてみたい。

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