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おいしい昼ごはん

デザートを買って教室へ行くと、手仕事教室はもう始まっていた。
アオキさんは小物入れとアクセサリーを作るようだ。
甲賀からやって来るハラダさんは洋服を長ズボンにするようで、イワモトさんが型紙を取り出す。
真子の病後を気遣ってもらい、アオキさんは無農薬のプチトマトを、
イワモトさんは手作りケチャップをくださった。さっそく家に持って行く。
プチトマトを一つ食べてみると濃厚な味で、しかも甘い。昔のトマトじゃないね。
私は雑用をしていると、すぐにお昼ごはんタイムになった。もう、こちらがメインかもしれない。
それぞれのお弁当を広げる。
インゲン豆とソーセージの炒め物、ナスの煮びたし、など野菜料理が数品と、素の卵焼き。
それをおかずにアオキさんがたんまり湯がいて来たそうめんをいただく。
畑にあったもの、安くておいしそうだったもので、間違いなく旬の野菜ばかりだ。
肉しか食わなかった二十歳の私なら見向きもしないおかずだが、今は・・・おいしい!
何で若い頃の私はこういう味がわからなかったのだろう?たまらなくうまい。
冷えて固まったそうめんだが、麺つゆの中へ入れるとさらりとほぐれる。
こんな質素な食事が、しみじみと身体に染み込んでくるみたいだ。
おいしいのは素材のおかげだけではない。“会話”という素晴らしい味付けもあるからだ。
もう社会へ出てしまった子供たちの様子、それまでの育ち方、今成長する息子や娘の話。
子供たちを取り巻く社会の様子、困ること。介護せねばならない自分の親たちの様子・・・
やれることはやる、やれないことは・・・諦めるのも仕方ない。
そういう話をしたり、聞いたりするだけで、なぜか気が晴れて楽になるものだ。
イワモトさんは聡明な人で、手仕事教室で回る病院の様子や、遊びに言ったインドの話など、
様々なことを聞かせてくれる。どうして皆がここにいないのだろう?こんなに楽しいのに。
アオキさんが持って来たビールを私の前にも置く。
午後からも作業はあるのにそんなこと・・・いいですなあ~~!ますますご飯がおいしい!
さらにさらに、食後のデザートタイム。シェ・アガタで買って来た「夏のテリーヌ」を取り出す。
知らなかったけど夏の間は「抹茶のテリーヌ」を凍らすんだね。
常温の抹茶のテリーヌは9月から再び作るようだ。
テリーヌを4人に切り分ける。私も初めて食べる。皆が声を上げた。
「何・・・これ!おいしい!初めての食感!」
そう、アイスクリームでもないし、ケーキでもない・・・テリーヌとしか言えない食感。抹茶が濃厚だ。
イワモトさんがマンゴーを切り分けてくれた。インドの友人が取り寄せたインドの高級品。
食べてみると・・・ワインを飲んだかのような・・・日本のものとは別物の味だ。なんだこれ!
抹茶のほろ苦さと調和して、皆が恍惚となるほどの至福の時間・・・
スペインあたりの人が昼食に3時間もかけるのが理解出来るね。
飲んで食べて、話をして・・・他に何もいらない至福のとき・・・・
教室なんか今すぐやめて、毎日こんな昼ごはんが食べられたらいいのにねえ!
イワモトさん、アオキさん、ハラダさん、素晴らしい時間をありがとう。
今度は常温の抹茶のテリーヌを用意しますから、またすぐに手仕事教室をやってください。

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No title

ウネさん設計の河原シュタイナ教室は素晴らしと行くたびに感じます。会えてうれしいと思う心、カラフルな羊毛の暖かい手触り、壁にかかった幻想的な絵、美味しい食べ物、ゴウヤの伸びゆく力、み~んなあの空間で響きあい輝く感じです。こちらこそ末永く宜しくお願いします。

Re: No title

あんなに「リッチ」なお昼ご飯はなかったですね。
ああいうランチは皆で、何度もやりたいものです。
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河原

Author:河原
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