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授業風景

黒板に丸を10個書いて3個を三角にすると、30%が三角になったと、中1にもわかる。
では、文章題で「白うさぎ100匹の中に25匹の黒ウサギを入れると、黒ウサギは何%?」
とやると、中1はとたんにわからなくなる。半数が100分の25で25%になってしまう。
まあ、大人でもつい引っかかってしまうような「ひっかけ問題」だが、中1だと簡単に引っかかる。
正解は全体が125匹になったのだから、125分の25で、20%だ。
4人の女の子は全員25%にしたし、正解したのはリュウジ・コウセイ・ショウダイの3人かな?
「そんなんもわからんのかあ~!」と怒鳴ってもせんないことだ。中1ってそういうものですよ。
大人が思うほどイメージの幅が広くないし、頭の中で映像化する力もまだ弱い。
だからこちらも焦らないでじっくり育てていく。なに、1年もすればしっかりと力もつく。
昨日の中1は文字式の和・差に入った。
「犬が3匹います。そこにサキとカリンがやってきました。犬は何匹になったでしょう?」
「え・・・?3匹のまま・・・」「正解!」
中1だと意識したこともないが、同じ種類のものしか足したり引いたりは出来ない。
そのことを認識させないと「3A+2」を5Aにしたり、6Aにする中・高校生は多い。
「3Aと2は種類が違うから足せない、3A+2Aなら5Aだけどな」
念を押してからやらせると、皆とてもよく理解した。そうやって中1は育って行く。
中2は2時間、一次関数のグラフをひたすら書きまくった。
直線だから点に座標を二つ計算して、それを結んだってグラフは書ける。
しかしそれでは一次関数からは何も学べない。
X方向、Y方向それぞれの増減とは?下へ下がれば減少だから、それを負で表す。
Xの増加量とYの増加量の割合は一定で、それを傾きという。正の傾き、負の傾きとは?
黒ウサギの割合に比べると格段に抽象化され、難しいが、この子達はあれから1年経っている。
用意しておいたグラフ用紙にひたすら書かせ、出来た者から持ってこさせる。
「ふむ・・・1番と4番はよろしい。2番がマス目からずれてるし、3番は正の傾きなのに、
 なんで右下がりなんだ?」「あ!」「書き直し・・・」
サキはきれいな直線を引き、まったくずれない。
「点数にはならないけど、これは数学的にはお前の素晴らしい才能だよ。非常によろしい」
ナオ・カホ・ユウカの京教3人娘は認識に時間がかかったが、2時間で全員すっかり良くなった。
トオヤなんか完全に理解し、グラフを見て式に表すのも簡単に出来るようになった。
子供達も手ごたえを感じたのか、帰りがけに全員笑顔の大きい声で、
「ありがとうございました」「さようなら」
なんだか・・・信頼関係が出来上がったのを感じた。こんな私の授業を、信頼を寄せて楽しんでくれている。
・・・すごく・・すごくうれしい。まだまだ頑張ろう、しっかりこの子達を育てよう・・・
そう感じられたひと時だった。

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