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読書会 3日目

早朝に雷が鳴り、強い雨になったが、始める頃にはやみ、何人もが集まった。
「情緒の教育」を全部読もうと思っていたのだが、内容について色々話が尽きず、
「寺子屋式教育」「情緒の中心」「大脳前頭葉の働き」までしか読むことは出来なかった。
岡先生の教育観がとてもよくわかるところだ。
「子供の心を高く上げ、位置エネルギーを与える。それを運動エネルギーに変え、強く流す。
 教育とはそれを繰り返すことだ。今の教育は少しだけ傾いた溝を作り、そこに水を流すかのようだ。
 水の勢いは弱く、少しでも泥がたまるとうまく流れず、溢れて氾濫してしまう」
まことにうまく言い当てているように思う。そうなる原因も、わかるような気がする。
学習指導要領のような「マニュアル」にするには、「少しだけ傾いた溝」しか出来ず、
「子供に位置エネルギーを与える」などと言うのはマニュアルには出来ないからだ。
そういうことには「ヒント」しか出すことはできない。
「就学前の頃から小学2年までは、その意味はわからなくとも、大量の素読をさせ、
 今の倍ほどの漢字も丸暗記させるがいい。これは夢努力で覚えてしまって、
 しかも生涯忘れない、そういう覚え方をする時期です」
そういうものは知らず知らずのうちにその子の情緒を高め、物に対する集中力も高めると言う。
「子供に花の美しさがわかりにくいのは、花に集中力を集められないからです。
 集中力を集められる子には、その美しさがわかる子もいるのです」
素晴らしい「ヒント」ではないか。美しさがわかるように、子供は「賢く」しなければならない。
その方法はポテンシャルエナジー(位置エネルギー)を与えることしかないのだと。
最近の私は数学の中でそんなことしかやっておらず、「何をやっているんだろう?」と
自分でも不安になることがあったが、「ひどい間違いじゃあないんだ」と安心することが出来た。
そんな事を午前中に読み、夜は天皇の料理番を見る。話の展開が速く、間もなく終わるのか?
大正天皇のお披露目に、海外からの客も含め2000人の大宴会を成功させたトクゾウだが、
最愛の「にいやん」が逝ってしまう。電報を握りしめたトクゾウが川面に見入る。
偶然東京で出会った元妻のトシコ。鯖江の実家から家出して来たのだが、
トクゾウに声をかけようとするが、出来ず、立ち去ろうとする。
「気を使わんでもええよ」トクゾウにはわかっていた。トシコにいてほしいのだ。
「そろそろ鯖江に連絡して、帰ろうかと思います・・・」
「・・・せっかく東京で再会したんやから、このままわしとおってくれんか?
 ・・・こんなわしは、やっぱりもう・・・まっぴらか?」
「・・・・なによりも、私はトクゾウさんよりも長生きしますけえ・・・安心してください・・・」
トクゾウは初めて安心し、にいやんの死に大泣きをする。
ポテンシャルエナジーの高まっていた私も、トクゾウと同じ顔になってしまっていた。

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