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どこで賢くなるか

中3に2週連続で出した今回の国語は、さすがに文章が難しかった。
近代社会の「生命尊重主義」「抑圧からの解放」「合理的な実証主義」について・・・
まだ15歳では見たことも、聞いたこともないような言葉ばかりで考えが述べられている。
『こんな文章・・・どこまで読めるかなあ・・・』
すると、この年齢では女子の方が精神年齢が少し上のせいか、びっくりするほど女子が読めている。
運動が苦手でパソコンおたくのアリサはほとんど読みこなせていた。あのガキだったアリサがねえ・・・
数学なんかろくにわかりもしねえフウのくせに、これもまた・・よく読めている。
子供もまた、見かけによらないねえ。こういうのを見ると、改めてびっくりしますよ。妙に嬉しい。
カンナは変わらず読めるし、もう一人のアリサ・チサなんかも懸命に読んだことがわかる。
ジュンは・・・もう少し時間がかかるねえ、読むことに慣れるのに・・・
それに比べて精神的にガキが多い男子は苦労している。
イクト・シュンヤ・ヨシヤの賢明さは伝わって来るが、女子ほどには読みこなせない。
「男は知から情へ、女は情から知へ、意識の動くところがある」
とは岡先生の話だが、こういうのを見ても『そうかもしれない・・・』と思ってしまう。
しかし、ま、こういうもがき方をしていれば男子もすぐ精神年齢は上がって来るので、待つしかないね。
リョウスケとノリユキは明らかに時間をかけていない。ちょっと前に解答用紙を汚して来ただけだ。
「5択」と言っても、考えて「あ」を選んだのか、でたらめにどれかを選んだのかは、わかるもんですよ。
これは厳しく叱り、痛いげんこつを食らわせておく。
15歳って「わかることを覚えて」賢くなる時期じゃあないですよ。
「よくわからないもの」にしつこくからみ、触れ、思考錯誤を繰り返す中で賢くなる時期だ。
それを面倒くさがって「適当に、形だけ」整えることを覚えると、もう、学びの未来はない。
中学までで学ぶことって基本ばかりだからたかが知れていて、そこで50点だからとか、
100点だとか、本当には点数も求めても仕方のないことだ。
そこで求めることとは「姿勢」や「心の在り方」で、「くせ」を躾けていかなくてはならない。
岡先生が「情緒の教育」と言われた真意はそれなのだと、すごくよくわかる。
「おどれら、そのまま高校へ行くんか?何しに行くんじゃ?!」
そんなときの私の顔はまさしく鬼の形相だろうし、自分では見たくもない。
けれど・・・他に鬼が一匹もいないから、私だけでも鬼になるしかない。
恐怖に怯えたがガキが、少しでも大人になってくれるのなら、恐ろしい鬼になりたいと思っている。

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