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自信はないけれど・・・

中間テストの結果で中1達が何やら話している。初めてのテストだもんね。
サキは何点だった?
「96点。カリンちゃんは95点で、ショウダイは97点も取りよってん」
3人ともすごい得点だが、まだ小学校の感覚で、その意味がわかっていない。
「すごいな。期末でも90点やったら、数学5になるやんけ」
そういうとカリンがびっくりして、「え!そんなん、取れへんわ・・・」
そう言えば5年前、小学4年だったカンナが小学2年のカリンに話しかけたのを覚えている。
「カリンちゃん、賢い?」「カリン・・・あんまり・・賢くない・・・」
小学生は正直と言うか、よくそこまで自分を分析できるもんだと言うべきか・・・
カリンは何事にもそういう姿勢で自分に自信などなく、算数で5も取ったことなどないのだろう。
だから「私が数学で5なんて・・・」とびっくりしたのだ。このクラスは全員そういう子達だ。
小学校や中学の教科は基本を覚えることばかりだ。だからちょっと器用に暗記できる子はすぐに覚えられる。
そりゃあ覚えられるに越したことはないが、それは学問の前段階で、賢さとは別のものだ。
しかし「暗記=賢さ」と思い込んでしまう親子は圧倒的に多い。
基礎内容の公式だと無理に覚えさせれば、小学生などかなり覚えられてしまうものだ。
そうさせたい人はそうすればいいが、「考えないで暗記」が身についてしまうと基本、不幸になる。
賢さの本質は「思考力」なので、それが本格的に始まる高校生にでもなると、
「あんなに出来たのに、高校からさっぱりわからなくなった」と言う生徒は昔からたくさんいるではないか。
うまく説明できないが「暗記のための暗記」と、「思考力のための暗記」とは別のものだ。
難しすぎて本当の理解は先になるが、思考力のために、今は暗記、と言うものもある。
そういうものはマニュアルには出来ず、指導者が気を配るしかない。
中1のクラスは手と頭を動かせて、理解すべきは理解させ、暗記すべきは暗記させている。
私の授業に「点数評価」はなく、その分、生徒は数学の正面に立たざるを得ない。
だから「5を取れるかもね」というと「え~?!」とびっくりしてしまうのだ。
びっくりするけど、取れるもんなら取ってみたい気もあって、
「うわあ~、期末テストも頑張ろう」と、カリンはその気になったようだ。
「最初から出来る子ばっかりやろう」とは、どこの塾のことなんだ?
この子達10人も高校生や大学生になったとき同窓会で、康太みたいに
「お前、小学校の時はアホやったよな?」なんて言われるのかもしれない。

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