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変わらぬ人気

IPS細胞を創り上げた山中教授の特別講義が先週、京都大学で行われた。
何回かの特別講義らしいが、康太が予定表で見つけ、
「これは聞きに行かんとなあ・・・受講申し込みが殺到してはじかれるかな?
 関係ないわな。勝手に教室に入って聞いてればいいもんな・・・」
そう思ったのは康太だけではなかったようである。
大学の講義なんて普通100~200人も入れば満員だろうに、何と1600人。
新聞記者やテレビも入るからとんでもない混雑だった。朝日新聞の写真には康太も入っていた。
「ちょうどここら辺に座ってたで」 もちろんどれが康太の頭かはわからないのだが・・・
少し遅れて来た山中教授を女性アシスタントが出迎える。
「お待たせしました、山中教授で~す♪」
盛大な拍手が沸き起こった。飾らないのに演出効果は抜群だ。
講義テーマは「研究で成果を出すには」みたいなことだったようだが、
たまにテレビで見かける教授と同じで弁舌さわやか、オーラに満ち満ちていたらしい。
講義の中でも触れられたそうだか、自分の大学での講義もままならないほど、教授は忙しい。
IPS細胞はたくさんの特許を取っていて、その気なら国家予算を越える利益になるだろう。
しかし山中教授はそうしなかった。「無償で」研究してもらうために特許を取ったのだ。
IPS細胞の可能性は無限に広がってゆく。とても自分だけでは出来ない。
「たくさんの人に研究してもらい、出来るだけ早く臨床に使いたい」
その成果か、目や脳細胞の治療には間もなく実際に使われるようだ。
今どきの研究にスーパーコンピュータは欠かせない。
そのシステムは日本よりアメリカの民間会社の方が、比べ物にならないくらい進んでいる。
そういう会社と打ち合わせのため毎週渡米していた教授だが、
今ではアメリカの大学でも授業を受け持つようになったと言う。
その多忙さは我々凡人では計りしれないが、こういう人こそ日本の宝だね。
康太もそれは十分感じたようで、「俺も、研究に頑張ろう!」
山中教授の講義を聞きに来る学生は増えることはあっても、減ることは絶対にないだろう。

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