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子供がやって来た

玄関に見知らぬ顔の3人がやって来た。ばあちゃん、母ちゃんと息子だな。
窓から私の顔が見えると、ばあちゃんと母ちゃんが嬉しそうに笑っている。
いや待て!あの笑い顔は・・・・エリコだ!4期か5期生だからもう40歳、20年ぶりだぞ。
そう言えば少し前に電話がかかって来てたな。
大阪へ出て長らく暮らすうちに結婚。子育てに生活に大変だったのだろう。
すでに紆余曲折の人生を過ごしていたのは噂に聞いていた。
生活が落ち着いたのか子供の成長を見ると、教育が心配になった。
今の環境は良くない、どうしようか?どういういきさつなのか、京都へ帰ることにした。
色々住環境や塾などを調べるうちに、このブログを発見したようだ。
息子は小学6年生。やけにビビって、身体が硬直してるぞ。
「そうか・・・では、来年3月から、中1で一緒に勉強しような」
エリコの息子だからどんなにバカなのかと思ったけど、なに、普通の子じゃないか。
普通・・・というより、しっかり受け答えできるし、かなり厳しく育てられたな?
「先生!今日は連れてこなかったけど、小3の弟もいるんです!」
小3・・・?見られるかなあ?4年後に中1だから、それから送り出すのに合計10年後だぞ。
そりゃあ私が一番、いつまでも続けられればと願うけど、責任を考えると、身体が持つのかな?
いつかは終えなくてはならない。理想的には広島の黒田投手みたいに。
まだメジャーで出来るのに、年棒もうんと安くなるのに、広島へ帰って来た。
『動けなくなる前に、まだ働けるうちに、帰ろう』 それが理想と言えば理想だ。
ある中1を取って、それ以後はもう生徒を取らない。その下のクラスはない。
しっかりと6年間育てて、その子達を送り出すと、ついに生徒は誰もいなくなる。
そんな終わり方が理想だろう。生徒がいるのにぶっ倒れて病院送り・・・は避けたいものだ。
ばらすと、今の中1、カリン達でそうしようかなと思ってたんですよ。
あと6年ならまあ、何とか「どアホウ!」と怒鳴り続けることはできるだろう。
もううわべだけがきれいで、楽しいと錯覚させるだけの授業なんてまっぴらだ。
引き受ける以上、何としてもこの子を賢くするんだ。点数じゃない、本当の賢さだ。
そういう授業は中身も準備も、見ただけではわからない壮絶さを含む。
誰もが出来るものではない。私にしか出来ないのなら、もう少しは続けなければならない。
エリコの息子を育てるなんて気が遠くなりそうだけれど、
エリコの息子だからこそ、来年も取ることにしようか。

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