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発見するために ①

その仕事が続くかどうかはひっきょう、その中に学ぶべき事や面白い事を発見できるかどうかだ。
武生のどら息子は相場師や住職になろうとしても「わしゃ、3日でつまらんと思うた」
とやめてしまい、大学へ通う心優しい兄もさすがに叱りつけた。
「お前はその中で何かを見つけようとしたか?自分を鍛えようとしたか!?」
どら息子はまだ幼く、何かを見つける目をまだ持っていなかった。
大もうけしている自分や、人に説教している自分しか想い描いていなかった。
ガキの頃はそれでいいが、いつまでもガキのままでいることは許されない。
それを勘違いしやすいのはスポーツだ。
たまたま子供の頃からうまくでき、プロになれれば幸せだが、やはり大人にならなくてはならない。
しかしスポーツはそれを見にくくしやすい。
どんなにわがままで、失敗しても、試合で活躍して勝てばすべて許されてしまうところがある。
しかし引退すればその場を失う。わがままが許されなくなり、妻や子、友人も去り、
「ああ、こんなことならスポーツなんてするんじゃなかった」という姿は、あまりにも悲しい。
どう見てもそのスポーツで生かされて来たのに、そのために「他には何も出来ない」と嘆く。
それはやはり学びの目を持たなかったからだ。
せっかく素晴らしい場を与えられたのに、勝ちとったのに、もうそこで何も学べなかったからだ。
どんな仕事でも、やるとなれば苦しく切ない事の方が多い。そればかりでは続かない。
相場師や住職になろうとしたどら息子も、大学を出て現場監督になった頃の私も、
まだ学ぶ目を持たず、重要なことや面白い事を見つけられなかった。続くはずもない。
しかし、よくわからない中にあって、反省はしていたのだと思う。
「俺はダメな人間なのかな?何をやってもダメなのかな?どうすればいいんだろう?」
そういう経験が発見出来る目を徐々に育むのだろう。
私は30歳で、どら息子は16歳でそういうものが形作られ始めた。
30よりは16歳で始めた方がいい。今の16歳には数学もまた、その役に立つ。

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