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一人暮らしの開始

桂川のイオンモールを通り過ぎると、すぐに阪急だか近鉄だかの線路がある。
そこを右に行くと桂高校の生徒が歩いていたり、赤しか点灯しない信号があったりして、すぐに桂駅だ。
そこから康太のマンションまで歩いても5分だが、道は急に狭くなる。
真子も見たいと言うので家族4人で3階の部屋に入ると、マットレスとパソコンだけがあった。
ベッドの「外枠」は5月にならないと持ってきてくれない。
置いてあった段ボールを開けると、15ピースほどに分かれた机のキットだ。さあ、組み立てよう。
絵になった設計図通りに木片を差し込んだり、ビスで止めたりするのだが、
微妙に絵と位置がずれていたり、表裏がわかりにくかったりして、ややこしい。
付いている六角レンチでビスを止めるのだが、最初は支えていたりするから一人では大変だ。
最後にドライバーでネジを止めるのだが、前日はドライバーがなく、諦めたようだ。
あれこれと迷いながらも、康太と二人で慎重に作業し、1時間で机が完成した。
部屋の隅に設置すると、さっそく真子が使い心地を確認する。
3年前のイタリア旅行で地元の画学生から康太が値切って買った、ベネチアの風景画を壁にかける。
ずいぶん立派な部屋になった。
この1週間は冷蔵庫、洗濯機、電子レンジを買って、その搬入などでバタバタしていた。
「これでいつでも飯が炊けるな」康太と女房が言うので、
「で?茶碗は?」「・・・・」「ジャーから直接食べるのか?」「買わな、あかんな・・・」
結局家にあった余分のテレビと一緒に茶碗やコップも持って行った。これで本当に飯が食える。
作業が済んで昼飯はイオンモールの食堂街へ行く。ものすごく広い。
和・洋・・中華・うどん・蕎麦・たこ焼き・クレープ・・・それこそ何でもある。しかもどれもうまそうだ。
私達は近江牛の「牛カルビ重」を食べたが、900円で十分においしい。
これに比べるとイトヨやイズミヤの食堂なんて貧弱なものだね。全然違う。
「その分、値段設定が少し高め」と女房が言うが、客は正直なもので、
高校生や家族連れなどでかなり混んでいた。とりあえずまた食いに行きたくなった。
その日の夕方は康太達新4回生が初めて研究室に顔を出し、挨拶と歓迎会。
研究室はなかなかに面白そうだが、それは明日にでも話そう。
康太はマンションへ戻り、初めて部屋で寝た。いよいよ一人暮らしの始まりだ。

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