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文章に慣れる

中学生だと「英語は5だけど国語は3」というのをよく見かける。これは普通にありうることだ。
国語は小学1年から読み始めており、中学ではすでに「文章レベル」になっているが、
中1から本格的にやる英語はまだ「単語レベル」だから、そういうことがよく起こる。
中学英語はその時期であるし、単語を覚えてくれないといけないのだが、
それがうまくいくからって「語学力がある」などとは勘違いしないことだ。だってまだ文章じゃないから。
その内容自体はニュージーランドでも幼稚園児が読む内容だ。
それに対して高校や大学入試の国語は、普通に「大人向け」の文章が取り上げられる。
今日中3生に渡す適性検査の国語は主観性と客観性が考察され、レディースデイへの不満の根拠、
少子化の善悪、江戸時代の思想の評価などへ話が飛んでいく。
思考が子供のままの中学生が初めて読めば、単語としての文字は読めても、
その内容自体はなにが語られているのか、まるでわからないだろう。だから何も書けない。
それをそのままにしておくと、せっかく5だった英語も、高校卒業時点で中2のまま、となる。
それは当然だね。英語の内容自体が国語と同じになるから。内容がわからなくなる。
これは多分に慣れの問題が大きい。そういう文章を読んだこともなければ、考えたこともない。
「ちゃんと読まんかあ~」「こんなんも読めんのかあ~」「意味がわかるまで読まんかあ~」
げんこつを食らわせながら読ませていると、子供って慣れてくるもんですよ。
おとなの文章に慣れ、読めるようになり、自分の意見も言えるようになる。答えられる。
すると面白いことに、顔つきまでがらりと変わって来る。
焦点が合わずぼんやりした顔だったアリサ・アユ・フウ・ノリユキなんかが見違えるようになった。
すると、確実に数学の思考も深まり、数学の内容そのものを読み始めるようになる。
一ヶ月前からやって来て、最初の国語が「白紙状態」だったジュンにも、
「なめとんか、われえ~」と国語の宿題を連発したら、ずいぶん読むようになった。
すると・・・おどおどしていた数学も落ち着いて解くようになったもの。
最近の事件を見ても、「幼児が本能のままに行動した」ようなものばかりだが、
おとなの文章が「読めないまま」の人間が増えたということではないのかな?
私は「バカなガキ」も「ガキのままの大人」も大嫌いだが、少しずつ成長する塾生たちは大好きだ。
ずいぶん読むようになった高3生にはもう、解説付きで問題を渡した。
宿題にしなくても自分で解いて、自分で検討出来るからだ。中3にはそうはいかない。
宿題にして来週解答用紙を提出させ、「まだこんなんも読めんかあ~」と、怒鳴ってやらなくてはならない。

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