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卒業式

入試の結果もわからないうちに嵯峨野高校では卒業式。女房が真子について行った。
中学も高校も公立の合格発表の前に卒業させるんだよね、昔からだ。
高校の説明会からもう3年も経つんだな。あっという間だったねえ。
高校の説明会に、真子は3度行ったのかな?そんなものは女房任せ。
けれど最後の説明会前に女房が「ぎっくり腰」で動けなくなり、仕方なく私がついて行ったんだ。
太秦駅を降りると、今よりまだ畑が目立った道路を歩いて5分。裏門から中へ入った。
校庭ではテニス部が練習してたな。上履きに履き替えて迷路のような廊下を歩いたっけ。
あちこちに立つ在校生に誘導されて教室に入ると、ものすごい数のの親子達だ。
学校の説明は自然科学系の実験や活動ばかり。文系の宣伝はほとんどなし。
理系の方がそりゃあ面白そうだ。これじゃあなあ・・・・
案の定真子は説明会を終えて駅までの帰り道でぼそりと言った。
「今から理系に変えたら合格できひんかなあ・・・?合格できても、授業について行けへんかなあ・・・?」
真子は英語科へ進む予定だった。小学校の時から5のコレクターなのに、自信がなかったから。
きちんと勉強していれば誰でもが5になると思い込んでいたんだね。
それは普通の事だから、自分が優れているとも思えず、周りの子の方が賢いと思い込んでいたようだ。
「そりゃあ理科系はいっぱい勉強せんならんけど、パパがサポートすれば、ついては行けるやろ」
「ほんま!理科系に変えてもいい!」
その瞬間、真子の理科系進学が決定した。本当はそうしたかったけど、自信がなかったんだ。
その時の嬉しそうな真子の顔は忘れられない。私がついて行って良かった。
あれから3年・・・癌と言う大病になるという事件もあったけれど、真子はこの高校でよかった。
賢い子らが集まるせいか学校にはいじめという概念もなく、皆に仲良くしてもらえた。
病気の大きさから言えば留年したほうがよかったのかもしれないが、
3年の文化祭では皆で歌い、踊り、幸せそうだった。
高校に感謝しつつ、卒業と言うお別れを迎えよう。

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