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59歳

私も今日で59歳。もう祝う歳ではないが、女房が赤飯を炊いてくれるらしい。
赤飯はもち米も入るから、モチモチして大好きだ。
私の幼馴染も同じ59歳。年子の二人息子がダブル受験に悪戦苦闘している。
去年長男が3流私大の文系に落ちた時にはびっくりした。
「え?そこの文系って、落ちるの?受けに行けば誰でも受かるはずだぞ・・・」
自身は慶応を出ていて会社経営に忙しいのはわかるが、もう少し子供と話しもしないと・・・
次男も浪人しそうだが、次の言葉にはブチ切れてやった。
「なにしろうちの子は勉強しょうらへんしな。“最小の努力で最大の報酬”が理想らしいし」
「・・・お前もな・・この歳になって、会社経営で社会にもまれて来て、
 “最小努力・最大報酬”なんてあり得ないことは知ってるだろ?
 一度くらいうまくいってもすぐに通用しなくなる事を、俺たちは知ってるじゃないか。
 どうしてそれを、自分の子供にくらい伝えよう、教えようとしないんだ!
 バカはお前の息子たちじゃねえ、お前だ!!」
そういうことを次の世代に伝えるのは、私たちの世代の務めだと強烈に思う。
高1は直線の捉え方から円に入った。
円の中心から直線までの距離、すなわち「点と直線の距離」は有用な式なので
直線のところで入念にやらせた。その後の問題でも所々で出て来た、なのに・・・
円でその式を使わせたら半数が「記憶の痕跡」もない。
その原因は、わかっている。わずかな宿題もやってこない。まったく数学をさわっていない。
いや・・・家でやろうとはするのかもしれない。けれどちらりと見て「わからん」で終わっている。
「どうしてお前達は、もがこう、あがこうとしないんだ!!」 ここでもブチ切れた。
大事な式だから、そもそもその考え方、構造はノートに取らせてある。・・・読み返さない。
問題の中で適応がわからなかったら、参考書に「類題」はいくらでもある。・・・見ない。
友達や私、学校の先生に聞いてもいい。・・・聞かない。
そのくせできる奴には「いいねお前は。頭が良くて」などという。
・・・どアホウ!頭の差なんてあるかい!出来てる奴は読む・見る・聞くをやってるだけだ!
「それをやらないでお前達は、数学からいったい何を学ぶつもりだ?!
 点の取り方か!大学の入学方法か?!そんなものはクソにもならん!
 もがき方・あがき方を学ぶことにこそ意味があるんだ。
 そんな面倒なことが嫌なら、今すぐここをやめろ!」
もう~本当に腹が立つ。
府立模試が返り始めている。サリは数学・英語の偏差値が65を超えて、総合11位。
高2のヤマトモは数学96点で1位、シンヤが89点で2位。
3人ともクラブで忙しいが、合間を見ては教室へ来てチョコットだが、しょっちゅう勉強している。
誰にもこの3人を「初めから頭がよかった」なんて、言わせないぞ!
わずかな時間でも、少しずつ学ぶ。しつこく学ぶ。
少しずつだが1年・2年経つと、こんなにも大きな差になる。
1年・2年の積み重ねだから、わずかな時間で、最小限の努力では、逆転などしない。
やはり1年・2年と積み重ねるしかない。
私の教師人生の残りは、この事だけをガミガミ言うことにしたい。
言われるのが嫌なら、さっさと辞めていけばいい。誰もいなくなってもかまわない。
万人に語ることなど出来ない。伝えられる子にだけでも、伝えられればいいと思っている。

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