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煙が目にしみた

特急で出町柳まで行き、橋を渡って河原町通りをブラブラと南下。
10分ほど歩くと府立医科大付属病院のでっかい建物がある。もちろん隣が府立医科大。
ははあ、ケンゴはここへ通ってるのか。ここを通ったことがなく、初めて位置がわかった。
鴨川を挟んで京大病院と向かい合ってるんだね。へえ~、こんなとこだったんだ。
医科大と河原町通りの向かい側に府立文化芸術会館がある。
「Kyouto演劇フェスティバル」のでっかい垂れ幕があった。時間はちょうど4時。
4時20分から劇団「京すずめ」の“思案峠”が1時間あって、その次がタイチのいる
大津の市民劇団O2(オーツー)の“煙が目にしみる”だ。
O2・・・ね。大津にかけあわせてるんだろうけど、「もっと酸素を」なんて意味もあるのかな?
「京すずめ」は6年目の劇団で、O2は12年目の市民劇団。
ま・・・タイチの就職祝いでチケットを1枚買ったけど、正直、期待してませんでしたよ。
へたくそだったら居眠りしてやるからな・・・ところが・・・
さすがに京都の劇団のせいか、私は何とか座れたが、「京すずめ」は立ち見まで出る超満員。
「思案峠」は峠に立つ樹齢600年のイチョウの木のもとで、様々な時代の、様々な人間模様を演じる。
ハンマーで頭を殴られたような気がした。いい!舞台はとてもいい!!
俳優さんが手で触れそうな目の前にいる。ぶっつけ本番、生の迫力・・・
「京すずめ」って、プロ集団なのかな?江戸時代の夜鷹役の“松うらら”さんの美人なこと!
あっという間に1時間が過ぎ、ちょっと休憩時間。観客がごっそりと帰ってしまった。
『おいおい・・・これからタイチが出てくるんだぞ・・・』 大津の劇団だから人気がないのかな?
それでも席は7割ほど埋まって「煙が目にしみる」は始まった。
二人の男が同時に火葬場で焼かれ、亡霊となってそれぞれの家族を見つめる話しだ。
主役の一人森川さんの演技力はたいしたもので、大いに笑わせてくれる。
その息子役で、出た!タイチだ!大学を卒業したが行方不明となり、東南アジアへ写真を撮りに行き、
空港から慌てて火葬場へ飛んで来たという設定。タイチなら、本当にやりそうだ。
いやあ~タイチは「期待通りの」大根役者だったが、それもまた楽しい。
ラストシーンで残された妻が切々と亡き夫に訴えかけるところでは、私だけでなく、
何人もの観客が焼き場の「煙が目にしみて」泣かされていた。
たった1時間なのに、笑って、泣いて、盛大な拍手。
演じ終えた森川さんが「正直、大津ではここまでの反応はなかったです」と言われていた。
これは・・・演劇は全然滅びないね。私はファンになってしまいましたよ。
このフェスティバルは36回目らしい。来年もやるのだろう。
来年もタイチが出るんだったら、今度は10枚ほどもチケットを買って、皆で見に来ないとね。
感動の舞台を、ありがとう。

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