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ちょっと待ったあ~

テレビのコマーシャルで塾の宣伝をしている。
「英検3級に合格する小学生の、ほとんどはうちの生徒です」
ふ~ん、すごいね・・・って、小学生?ちょ~っと待てよ、英検3級って中学終了能力だろ?
何でそれを小学生が取っちゃうわけ?学校ではまだろくに英語はやってないだろ・・・
こういう宣伝をするから英検の権威は地に落ちてしまったんだ。誰も英検を信用しなくなった。
もうずいぶん前からだけど、英語の成績「2」の中学生が3級の資格をとってしまう。
英検の試験問題はそれほど種類は多くなく、ずっと変更もないと聞いた。
だから試験問題だけを暗記させれば、能力に関係なく合格するのだという。
実際には英語を知らない小・中学生でも「中学卒業程度の英語力」となってしまう。
そんな事をして誰に、何の得があるというのだろう?
小・中学生が「学力とは資格、能力は無関係」と思ってしまえば、害以外のなにものでもない。
「塾の宣伝になる」?大学ではトイフルになって、英検なんて見向きもされなくなったよ。
「学校で寝てても100点」みたいなことって根本が間違ってるよね?
結局は塾が、自分で自分の首を絞めていることになっていると思うね。
中2が国語の宿題を持って来た。私は「数学教育の一環」として国語を宿題に出している。
公立高校入試の国語って、時には京大と同じくらいのいい文章を使っている。
中2はもう6回目の宿題だ。
最初は文章の読み方がわからず3割も正解出来なかったが、ずいぶん読めるようになってきた。
40ほどの設問で、間違いはカンナが2つ、アリサが4つ、アユでも6つ。
ほぼパーフェクトと言っていい。他も圧倒的に正解が高くなった。
しかし・・・先週から来た新人のジュンは、これが初めての国語だ。
ほとんど正解出来ないし、そもそも解答を書けない。最初の頃の皆と同じだ。
これでもジュンは英語の成績は「5」だという。通っている英語塾が「上手」なんだろう。
けれど私はそういう「英語力」を信用しない。
日本語がほとんど読めないのに「英語力はある」ということを、まるで信用できない。
読解力、言語による類推力がないということは、思考力そのものがまだ弱いということだ。
それでも英語が「5」ということは、英検3級と同じことをやらせているのではないか?
そうとしか思えない。だって、英語を教えていて教師は、語学力そのものが気にならないのだろうか?
数学でも語学力は相当に必要だし、それが気になって私は読解力を育てようと国語をやらせている。
中間・期末の「試験対策」だけやって「数学は100点でした、5でした」なんて、大嫌いだ。
学校をバカにもさせない。学校教師にどんどん質問に行かせ、教わらせるようにしている。
教育とは「学びのスタイル」を形作ってやることだ。100点や5が目標ではない。
100点が必要なら、それが出来るような資質をその子の中に創ってやればいい。
英検3級の宣伝からは、そういう考えはすっかりなくなっている。

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