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好きにさせるだけでいいのだろうか

「お前の好きなことを、好きなだけしろ。金の心配などいらない」
むかつくセリフだ。私は自分の子にも、塾生にもそんなセリフは言ったことがない。
使いきれない金を持った億万長者なら好きにしてもらえばいいが、
私の知り合いにそんな金持ちは一人もおらず、我々庶民が言えるセリフではない。
我が家も食うに不自由はなかったが、康太や真子を私立へ行かせるほどの金はなく、
どちらもそれをよく理解し、私立はついに一度も受験すらしなかった。
金は貴重だ。そんなにたくさんもない。だから有効に使いたい。
15歳以上、中3にもなればきちんと、子供に伝えるべきではないだろうか。
私は30年前から塾生に言い続けてきた。
「塾は本来“よけいなもの”だ。通う必要などない。しかしお前達は通ってきている。
 通わせる母ちゃんの気持ちを、そろそろ考えたらどうだ?
 お前達が少しでも賢くなるならと、他に使いたい金を無理に出しているんだ。
 なのにお前は学ばないのか。適当に済ますのか。どアホウ!来週から、もう来るな!」
私が一番責任を感じている。この子らに懸命に学ばせなくては、親に申し訳ない。
だから懸命に、死に物狂いで学ばせようとするが、中にはうまくいかない子もいる。
そんな時は身を引き裂かれる思いがする。30年間ずっとそうだ。今でも同じだ。
昨日も高1に「全員やめちまえ!どアホウ!」とやっちまった。
公式だけを見ようとする。簡単な理屈すら考えてみようとしない。
「違う違う!そうじゃない!」
色々と本質に迫れそうな問題、道具を考えて用意するんだけどね。うまくいかないときは、行かない。
落ち込んでしまうけれど、その時間もあまりない。
紙にコンパスで大きな円を書き、区切って扇形にして、いくつもコピーし、ハサミで切り分けた。
円錐の側面を切り開くと扇形になるということを体感する子はほとんどいない。
それを逆にして、扇形を円錐にさせて、扇形の弧で底面の円が出来ることを体感させよう。
今日の中1は円錐の授業なのだ。ちょいとした遊びの道具。
はたして今日はうまくいくだろうか?中1に「やめちまえ」とは、まだ言えない。
毎日がこんな事の繰り返しだ。

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