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隙間 ②

「心に隙間風が吹く」なんてよく聞くし、実際に私の心の中なんてそのレベルではなく、
ゴウゴウという突風がしょっちゅう吹き荒れている。心もまた隙間だらけらしい。
隙間風が入る程度の隙間はあるものだし、なくせもしないけれど、突風の入る隙間は少しは埋めたい。
夜な夜なコンビニの前に集まり地べたに座って語り合うことで隙間を埋めようとした少年たちは、
最近あまり見かけなくなったということは、それでは埋まらなかったということだろう。
隙間を埋めるには何より、そこに埋められるものを見つけられなければならない。
その手助けとなるものは何でもいいのだが、数学などの教科も、本来はそのためにある。
数学の理論や工夫の数々に触れると周りの物がよく見えるようになるのは確かだし、
それを深めていくと文学や歴史、美術の中にも同じようなものがあることまでわかって来る。
なんとしても生徒達を、それがわかる入口あたりへは連れて行きたい。
けれどそれには相応な練習と熟練もいる。
「Y=2Xは比例だが、Y=-2Xは反比例」という高校生に、教師は頭を抱える。
プラスだろうがマイナスだろうが分数だろうが、Xを何倍かすることを全部比例というのだが、
ははあ・・この子、マイナスには「逆にする」という意味もあるからそう思ったのかな?
比例は小6や中1で教わってるんだけどね。高校でベクトルなんかやって混乱したかな?
ノートに1本の線を引いて、両端にコンパスの針を落とし長さを移せば正三角形が出来る。
線の「上に」7つほどの正三角形を書いて、「線の下にも書いてみな」というと、出来ない。
その理由が私にはわからなかったが、つい最近真子に言われた。
「たぶんその子には正三角形がどういう図形なのかちゃんとはわかっていなかったし、
 教わって“機械的に”コンパスを操作してたけど、“なぜそれで正三角形が出来るのか”が
 わかっていなかったのでは?だから下には作れない」
ガ~ン・・・・ショックだ・・・たぶん真子の指摘は正しい。私は慣れ過ぎてしまったのだろうか?
あまりに正三角形やコンパスが「当り前」過ぎて、そこまで考えが及ばなかった。
こういうときに「歳とった教師なんていらねえや」と絶望し、心の中は嵐になっている。
はあ~・・・教師も辛いねえ・・・

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