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隙間 ①

マクドに続いて、あっちでもこっちでも「虫だ、ビニールの紐だ」と騒がしい。
そりゃあキャスターも「大変なことだ!」と、立場上言わなくてはならないのだろうけれど、
ビートたけしのコメントが一番自然に聞こえた。
「おいらの子供の頃は饅頭から虫が出てきたら“あたり!”って言って、それだけだったよ」
気持ち悪ければ虫はほじくり出すけど、残りはそのまま食べて、「事件」にはなりもしなかった。
長野の杏畑では藤井さん、鈴木さんと残り物の熟した杏を食べた。
熟しているだけに虫が食っているが「虫ごと食べちゃうんだ」と、平気の様子だった。
今では何万個も作るナゲットの、ただの一つにも、虫が入っていてはいけない時代だ。
そういう様子を生前の岡潔さんは言っている。
「どんどん壁を作って、人をその中に塗りこめようとしているみたいだ。
 しかし人は壁の中には生きていない。壁の隙間に生きている」
その通りだと思う。「あたり!」で済ませていたたけしの世の中は隙間だらけだった。
隙間だらけだから治安も衛生管理も今より悪かったのだろう。
けれど隙間の中で人は、より大きく息を吸えていたのかもしれない。
悪いことを見かければ「おてんとう様が見てるぞ!」と怒鳴ることもできた。
なるほど「大ざっぱ」な世の中だったわけだが、人って、大ざっぱにしか生きられないのではないだろうか?
いや、教育も、ひょっとしたらそうだ。大ざっぱにしか学べないのかもしれない。
若き吉田松陰は5ヶ月もかけて東北地方を旅し、情報を集めた。
今ならインターネットで一瞬にして、世界中の情報が集まる。
しかし今の我々は松陰に比べて、何も勝るものがない。
どういうことなのだろうか?しばらく考えてみたい。

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