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バイリンガルな来客

横山が高1の男の子を連れてやって来た。友人の息子らしい。普通の男の子ではない。
お父さんは京都の桂出身で数学教師だが、ニュージーランドで教鞭をとっている。
ニュージーランドは今夏休みなのだろう、「日本を見てこい」と一人で帰って来たのだ。
横山がうちの教室のことを言うと「ぜひ見たい」とやって来た。
「いつからニュージーランドにいるの?「生後8ヶ月からです」 まるっきりじゃないか。
ニュージーで育ち、現地の学校へ通った。英語が公用語だからネイティブ・イングリッシュだ。
それでいて日本語は普通に京都弁。家族では京都弁で話していたのだろう。
「ニュージーでは算数は日本に比べて遅れています。けれどさすがに英語は・・・
 8歳の妹が日本の英語の教科書を見て“こんなに簡単なん?”と言ってました」
ま、ネイティブにとっては「幼児用」なのだろう。
完璧なバイリンガルだから帰国子女で日本の大学へ来れば有利かと言うと、そうでもないらしい。
「日本語の・・・字が読めません。小学1年生程度です」
な、なるほど・・・こんなに普通に京都弁を話すのに、奇妙な感じがした。
最初の授業は高2。チサキが読む英語は日本の高校生なら高度なものだが、問題ない。
ただ、英作文になると字が読めないから何も出来ない。読んでやればいいんだろうけど。
外国で育った帰国子女にも難しさがあると聞くけれど、なるほどねえ・・・
高2の授業に付き合って下りてくると、少し興奮していた。
「いやあ・・・面白い・・・楽しかったです」
続く授業は中2.ここでは生徒の方が興奮した。
おそらく横山が男の子にテキストを読ませたり、ニュージーランドのことを話させたのだろう。
何しろ中学生がネイティブに接することなどめったにない。
チサ・アリサ・アユのきゃあきゃあいう声が2時間続いた。こういう授業もいいねえ・・・
私の授業が長引いたので先に帰って行ったが、男の子もチサ達も
「ありがとうございましたあ!」と、興奮したまま帰って行った。

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