FC2ブログ

時には周りも見て

昨日の数学の授業を終えて9時40分、康太とユウスケが「よく勉強したあ」と帰る中、
ペタペタペタとユウカ・ケンタ・ミクの3人がフリースペースに座りこむ。
小冊子を束ねたものを取り出し、ミクが笑いながら何やらケンタに話しかけた。
小冊子はこの間受けた進研模試の問題だった。今から見直すのだと言う。

その進研模試のデータを見ながら、莵道高校では「進路希望」の二者面談があったようだ。
担任が康太に聞く。
「このデータだと・・・やっぱ、お前は京大を第一志望にしておくか?ん?」
「はい、それでお願いします」
「何で京大がいい?」
「あまり考えてませんが・・・我が家にはなんとなく、木幡中ー莵道高校ー京大と言う風潮があって・・」
(略注:断じて我が家には、そんなものはない)
「ふ~ん、しかし・・・なんで間に莵道がはさまっとるのや・・・?」
京大を狙うなら他に、行く高校がいくらでもあるだろうに・・・そう言いたいのだろう。
だから!高校へ入るときには康太も私も、大学のことは考えてなかったから。
「勉強もすること」「お金がないから、行くなら国立大学」とは言ってたけれど。

「いや・・父が“堀川・嵯峨野でやらされ過ぎるのはよくない”と言っていたので・・・
 卓球と勉強のバランスは莵道が一番いいからと。莵道でも十分勉強は出来るからと・・・」
まったくその通りだ。そして康太は高校で初めて教科の面白さを知った。
数学はいつの間にか、知らぬ間に1番になっていた。
物理・化学・地理は勉強すればするほど、知れば知るほど面白い。
大学のことはあまり考えてもいないし、実感もないようだ。単に面白いから勉強している。
そして模試データの順位は、いい刺激になっている。
自分はどういう位置にいるのだろう?進学校の連中はもっと上にいるのだろうか?
時々は「他校」を気にするのがいい。

今回5教科7科目、全科目でベスト10入りしたのは康太だけであった。
2位となった文系の「すごい奴」を入れて、2人だけが「2教科以上出来る」生徒だ。
あとは「この教科だけは」と言う生徒が、それぞれの教科に5~6人いるだろうか。
だから莵道でも「勉強する子」は十分にいる。ただ、複数教科出来る子の多くは桃山に流れている。
桃山自然科学の3年生は4期生だか5期生だ。10人ほどは全教科が十分出来る。
その10人は6年前だと莵道に来ていたのだ。
「堀川・嵯峨野は遠いし・・・そこまで行くなら、菟道でいいや」
そう言う生徒が「桃山なら“そこ”だし」と、流れたと思われる。だから莵道には2人だけになった。
堀川や嵯峨野だと30人ほどは「万能型」なのだろう。そう言うことは「知って」いた方がいい。

京教でも出来る子は多く、今回の模試ではユウカは、あっという間に100番に落とされてしまう。
ところがケンタもミクも同じような得点なのに、5位と20位。
ところが・・・・
高2のクラス7人の中でⅠ類はユウスケ一人だけで、他6人はいわゆる「進学クラス」だ。
しかしそのユウスケにこの3人は5教科で負かされてしまったのだ。
特にユウスケの数学は莵道11位で、次にはベスト10入りを狙えるだろう。
ケンタは数学はダントツの校内1位で、はるかにユウスケの上にもいる。
しかし康太・ユウスケ・ハルカの「莵道組」は社会がすごくいいのだ。菟道の特徴である。
ユウカ・ケンタ・ミクは理科・社会が「ボロボロ」で、逆転されている。
そういうことを知らないと、5位、20位・・・
「ま、まあ、いいか。校内順位はいいし・・・」
どうしてもそうなってしまう。
ユウスケに負かされて、3人は自分の不勉強を思い知らされた。
私は先に帰ったので知らないが、いったい何時まで勉強していたのだろう?
しばらく「座敷童子」を続けるがよい。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR