FC2ブログ

よくわからなくても

中1は方程式・文章題の最後。割引・割増しのややこしいのをやった。
「昨年に比べて男子は20%増え、女子は10%減り・・・今年の男子、女子の人数は?」
最近は濃度の問題など、割合の話ばかりして来たのだが、みんなおっかなびっくりだ。
こういう問題、母ちゃん達はすぐに出来るんだよね。
「500円の肉が20%引き?400円やん」と瞬時に計算できる。毎日やってるからね。
ところがこれ、小学生や中1だととても難しい。20%が5分の1だということもピンと来ていない。
「20%・・・確か0.2のことやな・・・それを500円に足すんやったっけ?あ、掛けるんか。
 500にかけると10円?(何でやねん!)あ、100円か。それを500円から引くと・・・」
これを母ちゃんが隣で見てると、めちゃくちゃ頭に来るんだろうね。
「もう~、あんたはアホや!数学なんか全然無理や!誰に似てこんなアホなんや!」
違うんですよ。20%と言うのは大人が勝手に作った抽象概念で、まだ未発達な子供は
抽象概念をうまく理解できないもんなんです。そういうもんなんです。叱ってはいけない。
形だけで答えは出せても、納得はできない。だから今は経験させることだけが大切です。
ようわからんなあ~、わからんなあ~・・・そういうことをずっと心のどこかに置いておいて、
単元を進めて色々な知識に触れるうちに、ある時突然全部わかるようになる。
数学ってそういう教科なんですよ。後からわかることの方が多い。
「一つ一つ、全部理解して行かないと、数学はまるでダメになります」
なんてことが世間では信用されてるけど、それは塾なんかの売り言葉で、嘘です。
中2のフウやノリユキなんかでも中1の頃はそんなの全然出来なかったけれど、
昨日はもっと複雑な合同の証明文を、納得して書けるまでになった。
納得してるからすごく意地悪で見辛い図形でも、整理して証明が出来た。
どちらも1年前は「自分はアホやし」と、すぐにいじけ逃げ出そうとするから、何度かひっぱたいてやった。
「出来んでもかまへん。けどな、逃げるな。ずっと考え続けろ!」
中2はそういう時期だとは言え、二人ともガキの顔ではなくなってきた。
顔つきが変わり、目の焦点が合うほどに、理解力も深まっている。
それを「あんたはアホや!全然アカン」とは決して言わず、忍耐強く誘導し、見守り続けるのが私の仕事だ。
最近歳のせいか気が短くなって、「なんじゃわれ!」というのが、多くなっている気がするけれど・・・

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR