FC2ブログ

AO、推薦入試考

国・公立大学の推薦入試の発表が終わった。
私の世代の人間は「国立の推薦」などなかった時代で、なんのことかわからない人も多い。
コツコツと学びを深め、それを教師が認め、
「君はまだまだ学べるし、学んだほうがいい。私が推薦状を書いてあげるから、この大学で学ばないか?」
そう言う「推薦」なら我々“おじさん・おばさん”世代も納得が行くのだが、
最近まで流行ていたような推薦方法は訳がわからない。
「内申などの成績は一切無視、面接だけ」「何らかの一芸に秀でていればOK」
まるで『高校と大学はやることが違うのだから、高校の成績はどうでもいい』と言っているようだ。
そりゃあ・・おかしいだろ?と思っていたら、結果が出始めた。
そう言った推薦を取りやめる大学が続出している。
その理由は「推薦入学者の学力不足」で、進級できないものが多すぎることらしい。
しかしそれは、初めからわかっていたことだ。
その子の学びの方向性やその後まで見通せるのは教師であって、生徒自身ではない。
ところが最近の推薦は生徒が勝手に「僕には学ぶ資格があるんだ」と手続き出来た。
傍から見てそれがどれほど「資格なし」と思える「資格」であっても。
入学後に「ついて行けない」生徒が続出しても、それは仕方なかったであろう。

まだ推薦入試自体は残っており、「しっかり見極めよう」と言う姿勢も出てきたと思う。
しかし「点数評価ではないもの」が強く残っているのも確かだ。
たいていの国立大で「総合的な文献を読み、それの感想を書け」だけで判定している。
この「一つだけ」で判定しようと言うのだから、それはそれで難しいですよ。
実際にその「感想文」を判定していた人に聞いたことがあるが、「判定など出来ない」と言う。
「似たような感想文ばかりだし、この子は80点、この子のは70点と付けて、
 “その10点差は何ですか?”と聞かれたら答えられない。だから全員70点」
ま、わかるような気がする。いっそAKB48みたいに「じゃんけん」で決めても大差ないだろう。

一つ言えることは、京都の国・公立の推薦入試では、「入試を受けて受からない者」は受からないことだ。
「入試では自信がないから、何とか推薦で」と言う者は確実に落とされる。
しかし定員に制限があるから「入試では受かる」生徒でも落とされる。
仕方ないことだが、そのあたりの「基準」は良くわからない。
うちの教室でもユキとサツキが別の国立を受けた。
もちろん私はそれぞれの大学がこの2人を受け入れれば「大学の儲けだ」と思っている。
実際に入試に回れば確実に合格するだろう。
しかし現段階での「安定感」を言えば、ユキが確実に認められると思っていた。
ところが判定は逆だったのである。まったく・・・「基準」はわからない。
ま、ユキは一般入試で受かればいいし、サツキ一人でも決まってくれて、私の負担は軽減される。
私は推薦入試は基本的に頭になく、「一般入試で」と思っているから、
先に決まってくれると「お?ラッキイ~」みたいな感じ。
一人決まって、残り12人。これからがやけに「長い」のだけど・・・・

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR