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予習ノート

その日の授業で何を、どのように展開するかの予習ノートは毎日作る。
1年では小学生と中学生は少なくとも1冊ずつで4冊。高校は2冊ずつの6冊。
毎年10冊以上のノートを作り続け、30年近くで300冊ほど作ったことになる。
初期の頃は何をどうするのかもわからず、苦悩と刺激だらけでしたね。
今でも苦悩はするけれど、そりゃあ昔に比べれば減りましたよ。
生徒の顔を思い浮かべながら授業プランを作るのは昔のまま。
前年のノートだけは取ってあるから時々見てみると、まあ、同じような授業展開をしている。
重要なところは変わらないからね。スピードと例題量が変わる程度だ。
そういう準備をして、数式のさわり方や、数学の本質に迫ろうと、少しずつ育てる。
高校で数学が潰れる生徒のほとんどが、中学までの数学の内容を理解していない。例えば分数。
3分の2と言っても、それが3等分した2つ分だとか、2÷3のことだというのがよくわかっていない。
それでも数字だと、なんとなく、山感でもすますことはできる。
ところが分子・分母が文字になると、正確に意味を理解しないとさわれなくなる。
わかる子にとっては当たり前のことが、わからない子には「理解の方法」がわからないのだ。
中学までは「暗記」で何とかなるもんだし、それが「正解」だと、生徒も塾も思っている。
けれど本当には「理解の方法」には正解などない。わかる子でも「それぞれの方法」で理解する。
そういうものを鍛え育てようとすると、ものすごい苦悩と思考錯誤と時間がかかる。
説明してノートを取らせるだけなら30分で済むところを、私は2時間かけている。
黒板に立たせて「理解の仕方」をチェックするのに1時間半かかるからだ。
そんな面倒なことをやる塾なんてない。みんなビデオに「お任せ」でしょ。
今から小6のクラスに入れてほしいと母親がやって来た。以前に私からパンフレットをもらったらしい。
「私立の○○中学を受験したいので」
○○中学・・?経営に大変だから、受験すれば誰でも入れてくれるでしょ?
「成績が悪くて・・・おとされる子もいるらしいので・・・」
それはよほどのことで、成績で落とされてるんじゃないでしょ?態度とか服装でしょ?
「親が共働きで、家がたまり場になって好き放題やって、まったく勉強はしなくて・・・」
それが嫌なら小学生の息子に、どうして「親の最低限の仕事」をしないの?
それは塾や学校の教師の仕事ではなく、親のあなたの仕事ですよ。
うちの小6は12月で授業を終える。1・2月は冬休みで、3月から中1の授業だ。
そういう受験をしたいなら、うちにだけは来ない方がいいですよ。よそならそれだけをやってますから。
断ってお帰り願った。私のやってることなど、あまり理解はしてもらえないようだ。

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