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教育実習

中学理科を担当してくれているユウカは康太と同級で、教育大3回生。
私の頃と違って今の教員養成はたくさん実習しなくてはならないんですよ。
ユウカも9月から母校の木幡小・木幡中に帰って実習をする。
木幡小には6人もの卒業生が帰ってきて、1年から6年までのどこかに入るらしい。
一人だけ年上の先輩だけど、残り5人は同級生で幼馴染だ。
どの子も小学生の頃から「将来は小学校の教師になりたい」と言っていたという。
自分が小学生の時に抱いた淡き夢。それを実現しようと今、その小学校に帰って来た。
なんだか・・・感動しますよ。そういう話はいつの時代も、いいねえ・・・
ユウカ達はただ経験を積みに行くのではない。
テーマを決めて実習しなくてはならず、後にレポートをまとめなくてはならない。
さて・・・そのテーマにユウカは悩む。なまじ私のような人間と時々話すためについ、
「何のために教育するのか、何を教育するのか」ということを考えてしまう。
大学教授はあきれて言う。
「君はまだ学生なんだから、そんなテーマはでかすぎてまとまらないよ。
 もっと限定された、小さなテーマでいいから、それを実践してごらん」
なるほどね、教授の言うこともよくわかる。
私がユウカ達に語っているのは私の数十年に及ぶテーマであり、しかもまだ結論もない。
そんなものが1~2週間の実習でまとまるはずもない。
「引き算の繰り下がりは?」とか、「割り算の商の見つけ方」なんかでいいのかもしれない。
けれど・・・何のために、どのように、何を鍛えるのか・・・そういうことも常に考え続けてほしい気もする。
今の教育界は「技術の伝え方」だけに偏り過ぎていると思うから。
建築師のウネなんかも最近はよく言うようになった。
「もし完璧な家を設計できたとして、人がその家から一歩も出なくていいとしたら、
 果たしてその家は“いい家”なんだろうか・・・・」
教育界は今だからこそ、そういう問いかけをした方がいいと思う。
そういうものを背景に持っていて、「1つ繰り上がるとね・・・」という授業もすればいいのだろう。
実習後にはまた、面白い話が聞けそうだ。

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そういう大きなテーマこそ大学で学べる大切なことだと思います。教育学の基本です。でも、その大きなテーマにすぐに答えを出そうとしないで、小さな問いを作って自分の目で見て耳で聞いて、子どもとふれあってしっかり考えて、答えを見つけることはできる、という意味で、その教授の言うことも正しいと思う。教育の意味を子どもたちとの関わりで見つけられたらスゴイし、逆に学校は子どもを押しつぶしているということはないか、それは何か、仮説を立てて検証してみてもいい。学生の間にしかできないことは、たくさんある。授業の方法論に縛られない自由な発想をしてほしいなと私は思います。

Re: タイトルなし

ありがとうございま~す。
さすがに毎日学生と教育を見つめ続けているがず先生、専門家の視点は心強いですね。
ユウカのような学生にはまだキャリア不足で何も見えないから、多くの話を聞かせたいですよ。
そうか!実習前に佐賀大まで送りこんで、直にかず先生の話を聞かせるのもいいな。
ちょうどユウカも「8月にはどこかへ旅行に行きたい」なんて言ってたから、佐賀でもいいんだ。
きれいな海と山を見て、南国フルーツを食べて、おいしい佐賀牛のステーキ・・・・
い、いかん、私が行きたくなってきましたよ。

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Re: タイトルなし

> 学生に佐賀に行けと行っても、佐賀に何があるん、まず、そこ、どこ?って言われてしましますね、きっと。(^^) 焼き物と遺跡と干潟、温泉、渋いジジババしか好みません。これは、塾長さんが連れて来るしかないですね。😅佐賀は日本酒がとびきり美味しく種類が豊富なだけはオススメですよ。😊
> 旅行なら、阿蘇べ行く道中にでも寄ってくださいな。

な、何?酒がうまい・・・これは・・いくしかないですね。
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