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学びの賞味期限

うちの生徒は数学を面白がってやるようになる子が多いのだが、その様を見た母親が
「私は中学・高校と数学なんて苦痛以外の何物でもなかったけど、息子は面白そうにやっている。
 どこが面白いのかな?何が楽しいのかな?そういう数学を、私も知りたい」 そういう人が時々いる。
しかしだからと言ってうちの中学のクラスに入って授業を受けても、あまり楽しくはないだろう。
国語の授業で本を読むのはいくつになっても面白いけれど、
「上五段活用がどうのこうの、副詞節が云々カンヌン・・・」 そういう話に大人が耐えられるだろうか?
数学の基礎作りの段階でも、そういう「大人には退屈な部分」というのがたくさんある。
「三畳一間の小さな下宿。あなたは私の指先見つめ・・・・」
そう歌う神田川の世界は懐かしいが、20歳の学生だから出来たことで、今さら三畳一間に住むのは辛い。
それが耐えられるのは若さによる無限の体力と、経験不足の無知という無垢さが必要だ。
そのことが「本当には、退屈」なこともわからないから、知らず知らずに耐えているとことがある。
そういうことを積み重ねると、少しずつ霧が晴れて見えてくるものがある。
それはたまにしか起こらないのだが、たまにだからこそ、うちの生徒には面白くって仕方ないのだ。
パズルのような数学なら大人でも面白いが、うちの生徒がやっているのは数学を利用した自分づくり。
大人がそれをやっても・・・あまり面白くない。
いや「自分づくり」はいつやってもいいし、いつまでもやるものだが、大人には大人のやり方がある。
陶芸でも絵画・編み物、料理でもなんでも、うちの生徒がやる数学に匹敵することはできる。
10代でやれなかったことなどすっぱりと諦めて、別の世界を探索したほうがいいね。
中学・高校の授業も面白いけれど、「10代限定」という賞味期限はあると思う。

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